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[米国]
Vistaの「起動時間」「シャットダウン時間」に不満の声
ディスカッション・フォーラムに多くのユーザーが書き込み
(2007年04月10日)
Windows VistaのWebサポート・サイトのディスカッション・フォーラムで、多くのユーザーがVistaの起動やシャットダウン、アプリケーションの読み込みについて、XPよりも時間がかかるという不満を訴えている。
「Windows Vista Community」サイトのディスカッション・フォーラム「Performance & Maintenance」では、大多数のユーザーがVistaを支持しているものの、速度に関してはさまざまな不満が飛び交っている。
例えば、ウィリアムというユーザーは、「Windows XPとVistaを並べて動かしてみたが、XPマシンであっという間に読み込んだアプリケーションも、Vistaマシンでは読み込むまでに時間を持て余す」と指摘する。
また、クリスという別のユーザーは、「XPからVista Home Premiumにアップグレードしたばかりだが、ノートPCが起動してBIOS情報を表示し、Vistaが読み込みを開始してアプリケーション(OutlookやIEなど)を起動できるようになるまで6分も待たなければならない」と訴える。
一方、最新の製品を手に入れるのだから、その代償としてスピードが遅くなるのもしかたがないと諦めるユーザーも少なくない。ジョンというユーザーは、「XPは明らかにVistaよりも速かったが、この問題を回避する方法はないと思う。ハードウェアが同じであれば、パフォーマンスを犠牲にすることなしに機能を追加することは不可能だ」としている。
ユーザーの中には、こうした問題の解決策を提案する人々(Microsoft Most Valuable Professionalsに認定されたユーザーも含まれる)もいる。その解決策は、メモリを追加するというものから、Vistaの「パフォーマンス情報とツール」コントロール・パネルを開いて問題を診断するというものまでさまざまだ。
しかし、スピードの不満を訴えるメッセージに対する返信は、「2GB以上のメモリが推奨されている」、「Vista自体の問題は報告されていない」というのが一般的だ。
ユーザーの多くは、特に起動やシャットダウンに時間を要することにいら立ちを感じているようだ。例えば、ベングトというユーザーは、「起動するまでに約10分、ログインして使えるようになるまで5分もかかっている。この状態を改善できないと、XPに戻すと家族に約束させられてしまった。私はVistaを使いたいのだが……」と訴える。
もっと深刻なメッセージもある。マーティン・ラセットというユーザーは、「Vistaはシャットダウンと再起動に普通1時間以上かかるのか」と書き込んでいる。
ユーザー、ソフトウェア・レビュアー、アナリストの一部からは、すでにVistaのハードウェア要件が高すぎるという批判も出ている。しかし、起動やシャットダウン時間をXPとVistaで比較した結果は依然として個別の問題としか扱われていない。
当然ながらマイクロソフトは、Vistaの起動、再起動、シャットダウンが遅いことを否定する。同社広報担当者は4月9日、「(Vistaの)起動時間、シャットダウン時間は、OEM各社が提供するPCのコンフィグレーションによって異なる」としたうえで、「当社では、社内外の測定およびテストに基づいて、多くのVistaユーザーがスリープ、シャットダウン、再起動を迅速に行っていることを確認している」と説明している。
「Vistaのデフォルトのスリープ設定を利用すれば、2〜3秒でレジュームできる。実際にユーザーの大部分は、XPよりも高速に起動、シャットダウンをできているはずだ」(同氏)
Vistaの新しいスリープ・モードは、XPのハイバネーション・モードとスタンバイ・モードを組み合わせたものだが、マイクロソフトではこのモードをデフォルト設定にし、ユーザーにはできる限りPCの電源をオフにしないよう注意を促している。しかし、Vistaの起動/シャットダウン時間の長さを覆い隠すための措置にすぎないとする見方もある。
(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)

