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[米国]
インテル、ItaniumプロセッサのJava対応計画を明らかに

同チップのJVM対応は2008年を予定

(2007年05月10日)

 米国インテルの幹部は5月9日、64ビット・プロセッサ「Itanium」のJava対応計画を明らかにした。だが、サン・マイクロシステムズの側は、同チップを搭載するハードウェアの開発にはまだ着手していない。

 この計画は、サンフランシスコで開催されている「2007 JavaOne Conference」(5月8日-11日)の基調講演の中で発表された。

 計画を進めるためには、Itaniumで動作するJVM(Java仮想マシン)を用意する必要がある。だが、サンの社長兼CEOであるジョナサン・シュワルツ氏が過去にItaniumを酷評した経緯から、サンが方針転換を図らないかぎりItaniumベースのJavaプラットフォームが開発される可能性は乏しい。

 しかし、インテルのコーポレート・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャー、レネ・ジェームズ氏は、9日に行われたインタビューで、サンとの協業に自信をのぞかせた。

 「われわれの関係からして、インテルにとってItaniumが重要な存在であることをサンは理解していると考えている。Itaniumを好ましく思う思わないは彼らの自由だ」(ジェームズ氏)

 サンとインテルは今年1月に戦略的提携を結び、インテル・チップ搭載のSolarisサーバ開発で協力することに合意したが、サンが出荷を予定しているのは今のところXeonベースのシステムだけだ。64ビット・アーキテクチャのItaniumについては白紙のままである。

 サンのソフトウェア・グループ担当CTO、ボブ・ブレウィン氏は、「提携を視野にインテルと何度か話し合いを持った結果、Xeonをサポートすることを決断した。今後もこの方向に沿っていくつもりだ」と述べ、Itaniumに関しては今もインテルと交渉中だと明かした。

 インテルのジェームズ氏によると、ItaniumのJVM対応化は2008年の予定だ。同氏は、BEAシステムズはすでにItanium上でJavaを動作させていると付け加えた。

 ジェームズ氏はさらに、インテル・チップ上でのJavaのパフォーマンスを強化する現行の取り組みについても、称賛する発言をしている。「(サンとの)協業を開始して以来、数カ月間でJavaのパフォーマンスを20%近く向上させた」(同氏)

 インテルのシステム・ソフトウェア部門バイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャー、ダグ・フィッシャー氏によれば、サンおよびインテルのスタッフは、インテル独自の命令セットを活用してJavaの最適化を図っているという。こうした取り組みにより、インテルのマルチコア・プロセッサにおけるJavaの動作も強化されつつある。

 フィッシャー氏は、「メモリ・バス構造やレジスタといった基礎的なインテル・アーキテクチャを利用できるように、JVMに修正を加えている」と説明した。

 インテルのシステムに適応するようJVMに加えられた改良点は、オープンソース・コミュニティを通じてJavaプラットフォームに反映される見込みだ。

 フィッシャー氏らは、x86版Solarisに関しても、インテルとサンが力を合わせてパフォーマンスを向上させてきたと強調する。またインテルは、Solarisをインテルの仮想化技術に対応させることも検討しているという。

(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)






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