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[米国] 【EMC World 2007リポート】
EMC会長のトゥッチ氏、「オンライン・ストレージ・サービス」の投入を表明

“ストレージ・オンデマンド”実現のカギを握る、暗号化、認証などのセキュリティ技術

(2007年05月22日)

 米国EMCの年次ユーザー・コンファレンス「EMC World 2007」が5月21日(米国時間)、米国フロリダ州オーランドのオレンジ・カウンティ・コンベンション・センターで開幕した。3つのユーザー・コンファレンス「Technology Summit」、「Momentum」、「Software Developer Conference」が統合された形での開催となった今回は、全世界から8,000人以上が参加する見込みという。

米国EMCの会長・社長兼CEOのジョー・トゥッチ氏

 初日の基調講演に登壇したのはもちろん、同社会長・社長兼CEOのジョー・トゥッチ氏である。同氏は、「現在はインターネットを介して個々人が情報を発信する時代。その情報を受け取った人が今度は発信者となり、膨大な量の情報を生み出している。このサイクルを有意義なものにしていくために、情報保護の強化や活用のしやすさなどを追求していかなければならない」と、情報・データの爆発的増大に対処する技術/製品の強化をあらためてアピールした。

 EMCの全面協力の下で実施された米国IDCの調査報告によると、過去10年における情報生成量は、毎年60%の割合で増え続けているという。そのリポートでは、世界の情報生成量は2006年には1,610億GB、2010年には、その6倍の9,880億GBに脹れ上がるとの予測が示されている。

 トゥッチ氏は、「2010年までに生成される情報量の約75%は、企業などではなく個人により生み出され、そのうちの85%は大規模企業の情報インフラストラクチャが支えることになるだろう。このコンファレンスは、正にそのような情報インフラストラクチャを構築するために必要だ」と語った。

 続いて、EMCが現在進めている情報インフラストラクチャ構想の今後の方向性も示された。同社はこの構想でコアとなる技術分野は、1.ストレージ、2.可用性、3.セキュリティ、4.アーカイブ化、5.知的情報管理、6.エンタープライズ・コンテンツ管理、7.仮想化、8.リソース管理の8つであるとしている。

EMCが進めている情報インフラストラクチャ構想を形成する8つの技術分野

 トゥッチ氏は、今後、企業が情報インフラストラクチャを構築する際に、特に重要になる技術として、ストレージ上のほぼすべての情報の暗号化、ユーザー認証、イベントごとのログ管理、不適切なコピーの防御といったセキュリティ技術を挙げた。同氏は、「これらの技術がそろうことで、企業はオンライン・ストレージ・サービスをセキュアな状態で利用できるようになる」として、将来、ストレージ・リソースをオンデマンドで提供するサービスを同社が提供する意向を明らかにした。

 なお、この日は、同社の新製品として、仮想テープ・ストレージ「Disk Library 6000」シリーズや、リカバリ・ソフトウェア「HomeBase」などの発表も行われた。

(高山哲司/Computerworld)






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