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[米国]
AMD、手痛い設計ミスでBarcelona投入を延期

2007年には見切りをつけ、2008年の投入で黒字転換を図る

(2007年12月14日)

 米国AMDは12月13日、クアッドコアCPU「Barcelona」(開発コード名)を含む一部の主要製品の供給を2008年初めまで延期すると発表した。同社社長兼COO(最高執行責任者)のダーク・マイヤー(Dirk Meyer)氏が、アナリストと会見した際に明らかにした。

 Meyer氏の説明によると、「Barcelona」は今年末までに量産出荷される予定だったが、チップの技術的な設計ミスにより、スケジュールの延期が必要になったという。

 また、ノートPC向けプラットフォーム「Puma」も、2008年第2四半期まで延期されることになった。ノートPC市場の年率約30%の成長を考えると、これも手痛い失策である。

 AMDはさらに、新生産ラインに割り当てる支出を従来の見積額17億ドルから11億ドルに削減し、すべての業務部門は2008年まで黒字転換しないことを明らかにした。なお同社は、2007年第3四半期(7月-9月期)の決算で3億9,600万ドルの純損失を計上している(関連記事)。

 今回のBarcelona延期を受けて、AMD株はニューヨーク証券取引所の前場で、一時5%も下落した。

 AMDの会長兼CEO(最高経営責任者)、ヘクター・ルイス(Hector Ruiz)氏は、今回の延期について、「われわれは失敗し、非常に謙虚になり、そこから学び、それをふたたび繰り返すことはない」と強調。AMDが慣行しているという「under-promising and over-delivering(控え目な約束とそれを上回る成果)」に立ち返る必要があるとも語った。

 同社は、今回延期された製品や、グラフィックス、チップセット、デジタルTVプロセッサといった複数の新製品を2008年に発売することで、同年の第2四半期までに損益分岐点を目指し、第3四半期末までに黒字転換を図るとしている。

 同社の2008年予測によると、プロセッサの出荷量は少なくとも15%、グラフィックス・プロセッサの出荷量は6%以上、デジタルTVプロセッサは13%以上、ハンドヘルド・チップは8%増加する見通しだ。

 同社のCFO(最高財務責任者)、ボブ・リベット(Bob Rivet)氏は、「当社は大規模な製品の刷新を行っているところだ。2007年はいくつかの旧型製品に依存していた。2008年はすべて新製品であり、それが改善をもたらすと信じている」と語った。

(Dan Nystedt/IDG News Service台北支局)






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