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[米国]
VistaのWindows Updateで誤ったパッチが送信
アップデート対象ではないエディションでパッチがダウンロードされる
(2008年01月11日)
米国Microsoftは1月10日、Windows Vistaの「Service Pack 1(SP1)」プレビュー・リリースをアップデートし、一部のテスターに提供したことを明らかにした。これは、一部のWindows Vistaユーザーに不適切なアップデートを誤送した翌日の出来事だった。
同社の広報担当者は10日朝に電子メールで、「MicrosoftはSP1の最新のプレリリース・ビルドとなるWindows Vista SP1 RC Refreshを、約1万5,000人のベータ・テスターにリリースした」と述べた。これは一般向けのダウンロード公開は行われておらず、法人ユーザー、コンシューマーのパワー・ユーザー、ソフトウェアおよびハードウェア・ベンダーなど一部のVistaユーザーを対象としたものだ。
Microsoftは4週間前、「Vista SP1 Release Candidate」を一般向けに初めて公開したが、1万5,000人のテスターは、この最新アップデートだけではなく、それ以前のベータ版でもテストを行っている。
Windows Vista SP1は今四半期中にリリースされる予定で、Microsoftは10日、その進捗状況が順調であると訴えた。同社の広報担当者によれば、「スケジュールどおり、SP1 RTM(Release To Manufacturing)を第1四半期(2008暦年)に出荷する予定」だという。
一方、9日の別の発表で同社は、8日に提供したWindows Vistaのアップデートに手違いがあったことを認めた。
サポート・ドキュメント(KB935509)によると、同アップデートはVistaのエディションのうち、EnterpriseおよびUltimateの2つに提供されるものだ。両エディションにバンドルされたドライブ暗号化技術「BitLocker」を対象とするからである。だが、このアップデートはHome BasicとPremiumにも送付されることになった。
Microsoft Update Product Team Blogにおいて、ある匿名の投稿者は「少数の早期顧客の報告によると、一部のケースで、このアップデートはUltimateおよびEnterpriseだけではなく、Windows Vistaのすべてのエディション向けに提供されていた」と記している。
この投稿者はさらに、「アップデートを自動的にダウンロード/インストールするように設定したシステムでは、たとえこのアップデートをダウンロードしたとしてもインストールしないので、大多数の人々には影響はない」と述べ、「UltimateもしくはEnterprise以外のエディションにインストールしても、システムに及ぼす悪影響を心配する必要はない」と説明している。
Microsoftのサポート・フォーラムのユーザーの数人は、なぜ自分のマシンにBitLockerパッチがあるのかといぶかしく思ったとのことだが、10日正午の時点で、Home Basic/Home Premiumユーザーはだれも問題を報告していない。
今回の不手際の前にもMicrosoftは、Windows Updateに関連するミスを起こしている。2007年9月にはユーザーの指示に反しPC上でWindowsのアップデートが行われたことが明らかになり、10月には同社のセキュリティ・スイート「Windows Live OneCare」がアップデートの設定変更を勝手に行ったと非難された。なお、後者について同社は、OneCareが不適切なことを行ったわけではないと否定している。
(Gregg Keizer/Computerworld オンライン米国版)
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