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[米国]
Vista SP1 RCの“リフレッシュ”第2版がリリース

異例の改訂版配布はMicrosoftの慎重さの表れ?

(2008年01月28日)

 米国Microsoftは1月24日、Windows Vista Service Pack(SP)1 RC(リリース候補)の“リフレッシュ”第2版をベータ・テスターに配布した。最終版の完成が間近に迫っていることをうかがわせる動きだと、アナリストは指摘している。

 Vista SP1のベータ・テスターが24日に受け取ったMicrosoftからの電子メールには、「Vista SP1 Refresh 2のダウンロードが可能になった」と記されている。旧版で問題になった少数のバグが修正されたRefresh 2は、およそ1万5,000人のベータ・ユーザーに配布されたという。

 Microsoftは昨年12月にVista SP1 RC版を発表し、2008年初頭にこれを改訂した(リフレッシュ第1版)。同社は今年の第1四半期中に最終版を一般に提供するとしているが、早ければ2月中旬にリリースされる可能性もある(関連記事)。

 米国のITコンサルティング会社twentysix New Yorkで新技術担当チーフを務めるアンドリュー・ブラスト(Andrew Brust)氏は、MicrosoftがSP1のベータ版をリリースした後に2度も改訂を行ったことを、同社がSPの内容を慎重に検討し、互換性の確立に努めている証拠だと考えている。

 「さほど期待を抱いていないユーザーに予想外の成果をもって答えるべく、Microsoftは熱心に取り組みを進めている。Vistaリリース当初の反動を振り返って考えれば、同社がこうした姿勢をとるのも納得がいく」(Brust氏)

 ベータ版に加え、複数の改訂版をリリースするのは異例であり、そのことからもMicrosoftがSP1の最終版をごく近いうちに発表する可能性はきわめて高いと、Brust氏は述べている。

 もっとも、テスターが最新ビルドに何らかの問題を発見した場合は話が違ってくる。米国の調査会社NPD Groupのアナリスト、クリス・スウェンソン(Chris Swenson)氏は、仮に不具合が見つかったとしたらMicrosoftは修復のために時間を取らざるをえなくなるだろうと語る。「しばらくは事の成り行きを見守るしかない」と同氏。

 Directions on Microsoftのアナリストであるマイケル・チェリー(Michael Cherry)氏も、Refresh 2がリリースされたとはいえ、SP1の最終版提供日を予想する手がかりはほとんど得られていないと述べた。「唯一わかっているのは、Microsoftが少しずつ前進しているということだけだ。ゴールまでどれくらいなのかは残念ながらわからない」(Cherry氏)

 SP1が登場するまでVistaへの移行を見合わせてきた企業は少なくないことから、SP1がリリースされれば企業ユーザーのVista導入が加速すると見られている。

 一方、一般消費者にとってはVista SP1はさほど関係がないようだ。2007年に米国で販売されたMacを含むすべてのコンピュータのうち、XPが搭載されたものは全体の1%に満たなかったと、Swenson氏は話している。

(Nancy Gohring/IDG News Service シアトル支局)






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