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[米国]
Intel、次期Itaniumプロセッサ「Tukwila」の詳細を明らかに
省電力化に貢献する新アーキテクチャを採用
(2008年02月04日)
米国Intelは米国時間の2月4日、Tukwilaの開発コード名で知られる64ビット版Itaniumプロセッサの次世代製品の詳細を発表する。
同社CTO(最高技術責任者)のジャスティン・ラトナー(Justin Rattner)氏によると、Tukwilaプロセッサはクアッドコア・デザインを採用しており、その性能はItanium 9100デュアルコア・プロセッサの倍に達するという。同プロセッサは今年末までに出荷される予定だ。
Tukwilaの詳細は、サンフランシスコで開催中の「ISSCC(International Solid State Circuits Conference:国際固体素子回路会議)」(2月3日-7日)のセッションで明らかにされると、Rattner氏は語った。
同プロセッサのクロック周波数は最大2GHzで、システム・コンポーネント間の通信リンクを改善する、統合メモリ・コントローラ付きのQuickPath Interconnectシステム・アーキテクチャを採用している。QuickPath Interconnectは、Intelのx86アーキテクチャとは異なり、データ集約的なアプリケーションに向くアーキテクチャとされている。
米国の市場分析会社Envisioneering Groupのディレクター、リチャード・ドアティー(Richard Doherty)氏は、Tukwilaチップのターゲット市場を、データ・ウェアハウジングなどのデータ集約型アプリケーションを用いるバーチカル市場とみている。
QuickPath Interconnectアーキテクチャは、今年後半に完成予定の次世代x86プロセッサ(開発コード名:Nehalem)にも採用される予定だ。これは、昨年サンフランシスコで開催された「Intel Developer Forum」でNehalemプロセッサが初めて一般公開された際に、IntelのCEOであるポール・オッテリーニ(Paul Otellini)氏が明らかにした。同氏は、QuickPath InterconnectはNehalemプロセッサのワット当たりのパフォーマンス改善に貢献すると述べている。
Tukwilaプロセッサは、現行のItaniumプロセッサよりも10%多い30MBのオンダイ・キャッシュを搭載するとともに、2つの統合メモリ・コントローラも搭載すると、Rattner氏は説明。加えて、先進的なRAS(信頼性、可用性、サービス性)機能によりデータの破損を減らし、信頼できるシステム・パフォーマンスを確保していると強調した。先進的なRAS機能とは、データがプロセッサで処理されるときに起こりうるエラーを修正するものだ。
Rattner氏によると、Tukwilaプロセッサは記録的な数のトランジスタで構成されているという。「われわれの知るかぎり、Tukwilaは20億個のトランジスタを搭載する初のプロセッサとなる」(Rattner氏)
Tukwilaプロセッサは回路線幅65ナノメートル(nm)のプロセス技術を用いて製造される。IntelのItaniumマーケティング担当ディレクター、スーザン・タウザー(Susan Tauzer)氏は、将来リリースされる、Tukwilaプロセッサのアップグレード版(開発コード名:Poulson)には32nm製造プロセスを採用すると述べている。ただし同氏は、Poulsonプロセッサの具体的な出荷時期については明らかにしなかった。
Tauzer氏によると、Tukwilaシステムの出荷に向けてIntelは、複数のベンダーと緊密に連携しているという。同氏は主要なベンダーとして、Microsoft、Novell、Red Hat、Hewlett Packard(HP)を挙げている。
(Agam Shah/IDG News Service サンフランシスコ支局)
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