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[世界]
アップル、QuickTimeのセキュリティ・パッチを公開

今年4回目のパッチ公開、専門家らはユーザーに注意を呼びかけ

(2007年05月31日)

 米国アップルは5月29日、同社が無料で提供しているメディア・プレーヤ「QuickTime 7.1.6」の脆弱性を修正する2件のセキュリティ・パッチを公開した。QuickTimeのセキュリティ・パッチを公開するのは今月2回目で、今年になってからはすでに4回を数える。

 QuickTime 7.1.6で見つかった脆弱性の1つが悪用されれば、悪意あるJavaアプレットが仕込まれたWebページにQuickTimeユーザーがアクセスしたときに、ユーザーのコンピュータが乗っ取られる可能性があるという。同社ではこのような攻撃を「Arbitrary Code Execution(任意コード実行)」と呼び、ユーザーに注意を促している。

 また、もう1つの脆弱性は、コンピュータのメモリに保存されたデータに、攻撃者からのアクセスを許可するというものである。同社ではこの脆弱性が悪用されれば、パスワードなどの重要な情報が流出する可能性があるとしている。

 同社は今年1月と3月にも、QuickTimeのセキュリティ・パッチを公開している。4月下旬には、カナダ・バンクーバー市で開催されたセキュリティ・コンファレンス「CanSecWest Vancouver 2007」において、「Mac」への侵入を果たしたハッカーが1万ドルの賞金を獲得し、話題になった。(関連記事)

 アップルでは、ハッキング・コンテストで明らかになった脆弱性を修正した「QuickTime 7.1.6」を、5月1日に公開したばかりだった。

 QuickTimeの安全性に疑問を呈する声は多い。今月半ばにはデンマークの脆弱性調査会社であるセキュニアが、「QuickTimeは、攻撃を招く可能性がInternet Explorer(IE)6よりも3倍、Firefoxよりも6倍高い」というリポートを公開している。(関連記事)

 5月30日には、米国シマンテックが「QuickTimeの脆弱性は、Mac OSとWindows OSの両方に関係してくるため、ハッカーにとって魅力的である」との見解を明らかにし、QuickTimeユーザーに注意を呼びかけている。

 今回公開されたセキュリティ・パッチは、アップルのWebサイトからダウンロードできる(Mac OS X版/Windows版)。また、Mac OSに標準搭載されている「ソフトウェア・アップデート」や、同社のWebサイトで無料提供されている「Apple ソフトウェア・アップデート」を利用してパッチをダウンロード/適用することも可能だ。

翌日にはApple TVの新サービスを発表
YouTubeのサポートに加え、アップルではApple TVのBTO(built to order)オプションも開始した。同社のWebサイトで詳細情報を入手できる

 また、同社のCEO、スティーブ・ジョブズ氏は5月30日、セットトップ・ボックスの「AppleTV」に対し、動画共有サイト「YouTube」で配信されるコンテンツを視聴できる新機能を追加すると発表した。同社のソフトウェア・アップデートを通じ、6月中旬よりサービスを開始する予定だという。

 同社では、サービスが開始される6月中旬には、現在YouTubeに登録されている数千点の人気ビデオがApple TVでも視聴可能になり、さらに毎週1,000点を超えるコンテンツが追加される予定だとしている。

(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版、ジム・ダルリンプル/Macworld.com)






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