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[世界] 【Sophos調査】
2007年4Qのスパム中継国ランキング、ロシアが2位に急浮上

専門家は「ボットに感染したPCの存在が大きい」と指摘

(2008年02月13日)

 英国のセキュリティ・ベンダーSophosは2月11日、2007年第4四半期(10−12月期)のスパム調査リポートを発表した。それによると、昨年1年間でロシアからのスパム発信数が急激に増加し、トップの米国に次ぐ第2位となったことが明らかになった。過去の超大国は、「スパム超大国」という不名誉な地位を確立してしまったようだ。

 2007年通期のロシアからのスパム発信数シェアを見ると、第1四半期はわずか3%だったが、第2四半期では3.1%、第3四半期では4.4%と上昇し、第4四半期では一気に8.3%に達した。Sophosによると、2006年のロシアのスパム発信数シェアは、わずか1.8%で11位だったという。

2007年第4四半期のスパム・メール中継国ランキング(資料:英国Sophos)

 昨年11月、ロシアから逃亡して中国に活動拠点を移した謎のハッカー集団「Russian Business Network」(RBN)が、インターネットから姿を消したと言われているが、だからといってロシアが発信源のインターネット犯罪が激減したというわけではない。すでにロシアは、マルウェアや攻撃コードなど、インターネット犯罪の拠点として知られている。

 Sophosではロシアからのスパム発信数が急伸したことについて、「ロシア国内にはボットネットで操作され、スパムの中継機として乗っ取られているPCが多数存在する。そういったPCの存在が、今回の結果につながった。今回の調査結果だけで、単純にスパムの発信源を特定できるものではない」と指摘している。

 しかしロシアを中継したスパム数が、増加の一途をたどっていることは事実である。Sophosでシニア・テクノロジー・コンサルタント兼プレス担当を務めるグラハム・クルーリー(Graham Cluley)氏は、「ここ数年間のスパム発信数ランキングの変遷は興味深い。以前はほとんど存在しなかった、ロシアが発信源と見られるロシア語で書かれたスパム・メールが多く見られる」と語る。

 もちろん、スパム中継国として悪名高いのはロシアだけではない。第4四半期のスパム発信数トップとなった米国(21.3%)は、2位以下を大きく引き離している。以下、3位が中国(4.2%)、4位がブラジル(4.0%)、5位は韓国となっており、僅差でトルコやイタリアなどの欧州諸国が続く。ちなみに地域単位で見ると、欧州全体のスパム発信数シェアは27.1%だった。

 なお他国のスパム発信数が上昇しているのに対し、米国のスパム発信数が減少傾向にあることは、米国にとっては唯一の好材料だろう。一部のセキュリティ専門家は、今後数年の間にロシアが米国を追い越し、スパム発信数トップとなると予測している。

(John E. Dunn/Techworld.com)






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