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[国内]
「VMwareより3倍高効率」――日本オラクルが「Oracle VM」の国内提供を開始
仮想アプライアンスの提供にも本腰
(2008年03月13日)
日本オラクルは3月13日、同社のサーバ仮想化ソフトウェア「Oracle VM」の国内提供を開始したと発表した。併せて、日本語化されたマニュアルなどが同社Webサイトに公開された。
Oracle VMは、昨年11月に開催された同社の年次ユーザー・コンファレンス「Oracle OpenWorld 2007」で発表された(関連記事)。ハイパーバイザにはオープンソースの「Xen」が採用されており、仮想マシン上で動作するゲストOSはWindowsとLinuxの両OSをサポートしている。ゲストOS当たり最大32個まで仮想CPUを割り当てることが可能だ。
Oracle VMは、同社Webサイトから無料でダウンロードできる。加えて、米国VMwareのサーバ仮想化ソフトでは有償オプションとして提供されているライブ・マイグレーション機能も、Oracle VMでは無料である。また、管理コンソールの「Oracle VM Manager」はブラウザ・ベースであるため、管理も容易だとしている。
| 米国Oracleのチーフ・コーポレート・アーキテクト、Edward Screven氏 |
発表に際し来日した、米国Oracleのチーフ・コーポレート・アーキテクト、エドワード・スクリーベン(Edward Screven)氏は、「(Oracle VMは)VMwareと比べて3倍も効率がよい」とアピールした。同氏によると、VMwareのサーバ仮想化ソフトとOracle VMのベンチマーク・テストを行った結果、VMwareはオーバーヘッドが30%以上あったが、Oracle VMでは10%以下しかなく、スループットに大きな差が出たという。「(VMwareのような)これまでの仮想化ソフトでは統合できなかったアプリケーションも、Oracle VMでは統合できるようになる」(同氏)
Oracle VM上では、Oracle DatabaseやOracle Siebelといった主要なOracle製品の動作が保証されている。これは同社の仮想化戦略にとって1つの強みであると言えるが、今後、エンタープライズ・レベルのサーバ仮想化ソフトとしてOracle VMがデファクト的に選ばれることを目指し、「ソフトウェア・アプライアンス」に注力する姿勢も打ち出している。
日本オラクルが言うソフトウェア・アプライアンスとは、SIerやISVのソフトウェア・パッケージをテンプレート化し、それをOracle VM上の仮想マシンに読み込むだけで、すぐさまそのソフトウェアを実行可能にするというものだ。こうした仮想化環境へのソフトウェア配布形態は、一般に仮想アプライアンスと呼ばれており、VMwareや米国Virtual Ironなどが仮想アプライアンスのダウンロード・サイトを運営している。
日本オラクルは、ソフトウェア・アプライアンスをそろえることにより、開発環境から本番環境へOracle VM上でスムーズに移行できるようにすることを目指している。同社は、今後1年以内にソフトウェア・アプライアンスを100製品ラインアップする予定である。アプライアンスの作成に関しては、サーバ仮想化導入支援プログラム「Oracle Virtualization Initiative 2008」の一環として、ISVパートナーをサポートしていく考えだ。
なお、Oracle VMのサポートは、物理CPUが2個までで6万2,400円/年、物理CPUが無制限で12万4,900円/年となる。
| ブラウザ・ベースの管理コンソール「Oracle VM Manager」の画面 |
(山上朝之/Computerworld)
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