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[国内]
MySQLとサン、MySQL製品の日本語サポートを開始

サンの末次社長「統合で、ビジネス、技術、顧客サポートでのシナジー効果をねらう」

(2008年04月09日)

サンの代表取締役社長、末次朝彦氏

 サン・マイクロシステムズとMySQLは4月9日、日本国内におけるMySQLの事業展開に関する記者説明会を開催し、「MySQL Enterprise」「MySQL Cluster」および各OEM製品の、日本語による製品サポートを開始したと発表した。

 説明を行ったサンの代表取締役社長、末次朝彦氏は、「サンとMySQLが1つになることで、両社顧客のビジネス・チャンスを拡大し、経済性、成長性、信頼性の3分野でサポートしていくことが可能になる」と、両社の統合によるシナジー効果を強調した。

 3分野の中でも末次氏が強調するのは、コスト削減効果による経済性である。

 「例えば、顧客がSolaris上でMySQL以外の商業データベースを利用した場合と比較し、MySQLを利用すれば、最大で約90%のコスト削減が可能になる場合もある。特に顧客が実験的にサービスを提供するようなケースでは、MySQLは導入しやすいデータベース・ソリューションであると確信している」(末次氏)

 現在、MySQLは、米国Sun Microsystemsのソフトウェア部門の1事業部門として統合されている、末次氏によると、日本では今年5月中旬より、サンの既存の販売パートナーがMySQL Enterpriseの販売を開始し、今年の夏を目標に、両社日本法人の統合を行う予定であるという。

米国Sun Microsystemsでディレクターを務めるラリー・ステフォニック(Larry Stefonic)氏

 また、統合後のビジネス展開について末次氏は、「サンとMySQLが統合したからといって、Solaris上でサポートするデータベースをMySQLだけにすることはありえない。従来どおり、MySQLはWindows、Linuxなどのプラットフォーム向けの開発を、サンはOracle、Sybase、PostgreSQLといったデータベースへのSolarisの最適化を、それぞれ継続して行う」と述べた。

 MySQL日本法人で代表取締役社長を務め、現在Sun Microsystemsでディレクターを務めるラリー・ステフォニック(Larry Stefonic)氏は、「アジア太平洋地域におけるMySQLのビジネスは、全体の約90%がパートナー企業による販売である。同地域には約50社のパートナー企業があり、そのうち日本国内のパートナー企業は20社以上で、MySQLの重要な市場となっている。今回の日本語によるサポートを契機に、日本でのMySQLの基盤を、さらに強固なものにしたい」と語った。

 MySQLの日本語サポートは、4月9日より開始されている。日本語サポートを受けられる製品は、MySQL Enterprise、MySQL Cluster、MySQL OEM製品で、これら製品のサポート契約を結んでいる顧客が対象となる。日本語サポート対応時間は、平日(月〜金)の午前9時から午後5時までで、3名のスタッフが電話、メール、およびWeb上で対応する。なお、それ以外の時間帯は、従来どおり英語サポートとなる。

 また、MySQLに関する約2,000件の英語版のナレッジ・ベースのうち、約1,000件のナレッジ・ベースの日本語版も同日より公開されている。MySQLでテクニカル・エバンジェリストを務める梶山隆輔氏によると、今後もナレッジ・ベースの日本語化は積極的に進めていくという。なお、サーバ自動監視ツール「MySQL Enterprise Monitor」の日本語版も、同日より提供が開始されている。

(鈴木恭子/Computerworld)






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