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[米国]
オラクル、「Solaris 10」向けのソフト・ライセンス条件を改善
(2005年06月02日)
米国オラクルは、米国サン・マイクロシステムズの「Solaris 10」OSを稼動するシステムのユーザーに対する、同社ソフトウェアのライセンス条件を変更した。これにより、オラクルのデータベース・ソフトウェアなどをSolaris 10ユーザーが「パーティショニング(パーティション分割)」によってサーバの一部だけで実行しようとする場合、ライセンス・コストが軽減されることになる。
これまでのライセンス条件は、業界アナリストたちから、不振に喘ぐサンを、サーバ市場のライバルである米国ヒューレット・パッカード(HP)や米国IBMに対して競争上不利な立場に置くものであるとして批判されていた。
オラクルは従来、IBMまたはHPのシステムで特定のパーティショニング技術を使用する顧客に対して、システムに搭載されている全プロセッサではなく、オラクルのソフトウェアの実行に割り当てたプロセッサの数に応じてソフトウェア・ライセンス料を支払うことを認めていた。たとえば、32個のプロセッサを搭載したマシンで16個のプロセッサをオラクルのデータベース・ソフトウェアに割り当てた場合、IBMのユーザーは、使用する16個のプロセッサ分だけソフトウェア・ライセンス料だけを支払えばよかった。
しかし、それと同じ状況のサンのシステムのユーザーは、32個のプロセッサすべてに対するソフトウェア・ライセンス料を支払わなくてはならなかった。オラクルのデータベースの定価はCPU当たり4万ドルであり、それに年間サポート料金も加算されるので、これら両者のシステム間の価格差は非常に大きくなる可能性があった。
このため、パーティションに区切ったシステムにオラクルのデータベースを導入して利用しようとする場合に、サンのシステムは不利な立場に立たされた。長年にわたってオラクルのデータベースはサンのハードウェア上で最も人気の高いアプリケーションの一つだったにもかかわらず、である。「それは、販売の大きな障害となっていた」と米イルミネータのアナリスト、ジョナサン・ユーニス氏は述べている。
しかし、オラクルは先月、ソフトウェア価格設定ガイドラインを根本的に見直し、サンのユーザーがオラクル用にパーティションを作成して使用するプロセッサに対してのみライセンス料金を支払えばよいことを認めた。
オラクルのグローバル価格設定&ライセンス戦略担当副社長、ジャクリーヌ・ウッズ氏によると、同社が価格設定方針を変更した理由は、今年初頭にリリースされたSolaris 10 システムで、コンテナと呼ばれるSolarisパーティションで実行されるアプリケーションが、割り振られた
たプロセッサだけを使用することが確認できたためである。
「Solaris 9のパーティショニングでは、決められた数のプロセッサだけがオラクルのソフトウェアの実行に使用されることを確信できなかった」、と同副社長は述べている。
同副社長によると、サンのSolaris 10パーティショニング・ソフトウェアで実行されるオラクル製品に対してライセンス料金は引き下げられたが、別のパーティショニング技術で使用されるオラクル製品については今回のケースは当てはまらない。ヴイエムウェアの仮想化ソフトウェアなど、その他の技術を使用してパーティションを作成するユーザーは、システム内のすべてのプロセッサに対してオラクル・ソフトウェアのライセンスが依然として必要になるという。
オラクルのパーティション・ライセンス方針の詳細な説明は、 http://www.oracle.com/corporate/pricing/partitioning.pdfで参照できる。
(IDG News Service)

