【 ここから本文 】
ソフトウェア&サービス
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
【CIO Magazine米国版調査】
CIOのIT支出見通しが6月に改善
(2005年07月04日)
CIO Magazine米国版の月例調査「CIO Magazine Tech Poll」の最新結果によると、5月に大きく悪化したCIO(情報最高責任者)のIT支出見通しが6月に改善した。
同調査は、企業などの法人のCIOを対象に毎月実施されている。2005年6月の調査結果によると、CIOによる向こう12カ月のIT支出伸び率見通しは6%で、2005年5月の4.8%を上回った。なお、2004年6月の数字は8.2%だった。
「IT支出の伸び率見通しは前月より若干高い6%台で安定化しそうだ。興味深いのは、今回は昨年6月の8.2%から6%へと25%近く低下していることだ」と同誌の発行元CXOメディアのグループ発行人ゲアリー・ビーチ氏は語る。
従来と同様に過半数のCIO(52.5%)がセキュリティ支出の増額を予定しており、ストレージ支出も49.5%のCIOが増やす計画だ。
また、現在と1年前のIT支出を比較して、2005年のほうが2004年よりも堅調と答えたCIOは、全体の51.1%を占めた。2005年のほうが低調と答えたCIOは20.1%、横ばいと答えたCIOは28.8%だった。
ただし、すべてが改善傾向を示しているわけではない。
金融サービス業界のCIOが向こう12カ月のIT支出見通しを1.2%減としていることは衝撃的だ、とビーチ氏は言う。 「金融サービス業界のIT部門は新技術をいち早く導入し、多額の費用を支出する。この業界ではIT支出削減の原因になる何かが起こっている。この業界のCIOによる向こう12カ月のIT支出見通しがマイナスの伸び率になるのは、今回が初めてかもしれない」
また、6月の調査結果では、コンピュータ・ハードウェア支出の増額を計画しているという回答者の割合が5月の45.1%から41.8%に低下し、IT支出を減らす予定という回答者の割合が5月の21.4%から24.2%に上昇している。
さらに、「今回の調査結果からわかるもう1つの大きなポイントは、IT労働市場が2001年以来最も逼迫していることだ。CIOの17.4%がIT労働者の採用と定着が難しいと答えており、これは5月の14.8%を上回っている。この数字は、非常に規模が大きい企業のCIOでは35%となっている」と、ビーチ氏は指摘している。
(Computerworld (US))

