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[米国]
セールスフォース・ドットコム、引き続き大幅売上拡大/ユーザー30万人突破
(2005年08月18日)
米国セールスフォース・ドットコムは、直近の四半期である2005年5−7月期すなわち同社の2006年度第2四半期(2005年7月31日締め)にも、エンタープライズ・アプリケーション・ベンダーの上位に向かっての漸進を続けた。同四半期のサブスクリプション収入は6560万ドルで、CRM(顧客関係管理)アプリケーション1位のシーベル・システムズが直近の四半期である2005年4−6月期に得た7830万ドルと、さほど差がない。
セールスフォース・ドットコムは2005年5−7月期に、前年同期比77%増の7190万ドルの総売上高をあげた。同四半期の純利益は500万ドル、1株当たり利益は4セントで、証券アナリストたちの事前予測平均(トムソン・ファースト・コール調べ)と同レベルだった。
この四半期に、セールスフォース・ドットコムの顧客基盤は、1万6900社の30万8000ユーザーへと増加した。元来、同社の主要顧客層は中小規模の企業(SMB)であり、平均契約サイズはライセンス数が24本未満である。しかし、最近の成長のかなりの部分は、より大規模な契約によるものだった。
セールスフォース・ドットコムの会長兼CEO(最高経営責任者)のマーク・ベニオフ氏は、8月17日の同四半期決算発表後の電話会見で、「当社もこの状況に驚いている」と語り、同四半期に締結した、1000ライセンスを超える規模の契約を6件ほど挙げた。そのなかには、メリルリンチへの5000シート(ユーザー)分のライセンス販売も含まれていた。
ちなみに、セールスフォース・ドットコムの2005年2−4月期(2006年度第1四半期)の売上高は前年同期比84%増の6420万ドルで、440万ドルの純利益を報告し、1株当たり利益は4セントだった。また、第1四半期末のユーザー数は26万7000人だった。
セールスフォース・ドットコムは、ホスティングされたソフトウェア・サービスの形でERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)とCRM(顧客関係管理)の機能を提供することでエンタープライズ・アプリケーション市場を変えつつあるベンダー群のなかでも、最大かつ最も著名な会社である。
一方、その最強のライバルであるシーベルは、実質的にCRMの分野を切り開いたベンダーだが、同時に、セールスフォース・ドットコムが声高に批判している、高価格で複雑なソフトウェアという従来型モデルを体現しているベンダーでもある。シーベルの既存市場だったハイエンドのエンタープライズ市場での支出が縮小傾向にあるのに対し、SMB向け市場での支出は急拡大しつつある。このまま両社が現在の路線を進んだ場合には、セールスフォース・ドットコムが重要な心理的バリアを年内に突破して、四半期のライセンス売上高でシーベルを抜く可能性がある。
セールスフォース・ドットコムのサブスクリプション方式の顧客基盤は、相変わらずシーベルに余裕の大差を付けている。シーベルのサブスクリプション・ユーザー数は、直近の四半期の終わりである6月末の時点で4万人にすぎなかった。これに対し、セールスフォース・ドットコムは4月末時点で26万7000人、7月末時点で30万8000人である。
ベニオフ氏は「過去90日間での当社のサブスクリプション・ユーザーの増加数は、シーベルのサブスクリプション・ユーザー総数よりも多い」と会見で胸を張った。
(IDG News Service)

