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[米国]
マイクロソフト、ESBに対する自社技術の優位性をアピール

(2005年09月02日)

 米国マイクロソフトが、普及が拡大しつつあるWebサービス技術「ESB(エンタープライズ・サービス・バス)」に対する同社の「BizTalk Server」の優位性をアピールし始めた。

 マイクロソフトは新たに発表した論文で、統合/プロセス・サーバのBizTalk Serverと同社の次世代Webサービス技術「WCF(Windows Communication Foundation)」(コード名:Indigo)をESBの対抗技術と位置づける姿勢を明確に打ち出した。マイクロソフトはESBを独立した製品カテゴリとは考えていないが、「ESBを購入しようとする顧客は、マイクロソフトがESBの機能にとどまらない豊富な機能を包括的に提供することに気づくだろう」と述べている。

 同論文の共著者スコット・ウッドゲート氏は、「ESBはユーザーのすべてのニーズには対応していない。われわれは、顧客がESB製品から大きな恩恵を受けられるとは考えていない」としている。

 ESBは一般に、SOA(サービス指向アーキテクチャ)環境でWebサービスベースのアプリケーション統合を可能にするメカニズムと見られており、ソニック・ソフトウェア、ケープ・クリア・ソフトウェア、BEAシステムズなどのベンダーがESB製品を提供している。ESBに関する業界で標準的な定義はなく、マイクロソフトによると、ESBの一般的な機能には通信の仲介、アドレスの間接およびインテリジェント・ルーティング、基本的なWebサービス・サポートなどがある。一部のベンダーのESB製品ではメッセージ変換、妥当性検証、ロギング、監査といった機能も提供される。

 一方、BizTalk Server 2004はMQSeriesやSAPシステム、Webサービスなど各種システムの疎結合型の統合を可能にする。マイクロソフトは「BizTalk Serverは従来のESBの機能をすべて提供する」としている。同製品ではビジネス・アクティビティ・モニタリングなどの関連機能もサポートされている。またWCFは、業界標準ベースの安全で信頼性の高い相互運用可能なソフトのフレームワークを提供するとされる。

 マイクロソフトは論文で、「ESBは盛んに宣伝されているものの、定義があいまいだ」と指摘している。またウッドゲート氏は、「マイクロソフトの観点から重要なことは、顧客が社内アプリケーションの統合を目指しており、あらゆる領域をカバーするソリューションの提供をベンダーに期待していることだ。顧客はビジネス・プロセス・インフラやアプリケーション接続機能、ビジネス・アクティビティ・モニタリング機能を求めているが、ESBはメッセージング・インフラしか提供しない」と述べている。

(Originally reported by Paul Krill, InfoWorld 08/31/2005)

(InfoWorld (US))






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