【 ここから本文 】
ソフトウェア&サービス
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
セールスフォース・ドットコム、「AppExchange」サイトを開設
(2005年09月11日)
オンデマンドのホスティング・アプリケーションのプラットフォーム市場における地位確立の加速を目指して、米セールスフォース・ドットコムは9月12日、オンデマンド・ソフトウェアの“バザール”にすることを目指したWebサイト「AppExchange」の開設を発表する。発表は、サンフランシスコで開催する同社のユーザー・コンファレンス「Dreamforce」で行なわれると見られる。
AppExchangeは基本的に、セールスフォース・ドットコムが、同社のソフトウェア・プラットフォームをベースにしたサードパーティによるソフトウェア開発を促進する目的で、6月に「Multiforce」という名称で提供開始した、オンデマンド・アプリケーション環境をベースにしたもの。Multiforceというブランド名自体がAppExchangeに変更されたもようだ。
この名称変更は突然だった、と今回の発表イベントに参加するパートナーの一つと契約しているPR会社の担当者(匿名)は9月5〜9日の週に語った。同氏がAppExchangeという名称を目にしたのは、同週にセールスフォース・ドットコムが、顧客のプレスリリース草稿のMultiforceに言及していた箇所すべてをAppExchangeに置き変えて戻してきたときが初めてだったという。
創業6年のセールスフォース・ドットコムは、ホスティングまたはオンデマンド・アプリケーション市場の大手企業の一つになっており、現在、30万人を超える契約ユーザーが同社のCRM(顧客関係管理)システムを利用している。同社が焦点を置いているのは営業ソフトウェアであり、その機能の拡張のために、広範なISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)から成るパートナーのネットワークがアドオンや補完的アプリケーションを開発、提供している。
セールスフォース・ドットコムがプラットフォーム市場に進出したのは、「Sforce」を投入した2年前である。Sforceは、外部の開発者があらゆる種類のホスティング型アプリケーションの開発に利用できるプラットフォームという触れ込みだった。実際には、Sforceは、パートナーが自社のアプリケーションをセールスフォース・ドットコムのシステムに対応させ、拡張機能を求めるセールスフォース・ドットコムの顧客を引きつけるために利用されてきた。
セールスフォース・ドットコムの長年のパートナーの一つで、12日のAppExchangeの発表にも参加するガットのCEO(最高経営責任者)、エリック・メルカ氏は、AppExchangeはパートナーに、新たなレベルの統合を提供すると語っている。従来、ガットのマーケティング管理ソフトウェアは、セールスフォース・ドットコムのソフトウェアに統合可能でも、あくまでも別個のモジュールだったが、今後は、セールスフォース・ドットコムのソフトウェアのシームレスな拡張機能としてユーザーの目に映るようになり、ユーザーがセールスフォース・ドットコムのソフトウェアに内蔵されている機能と基本的に同じように起動および操作できるようになるという。
セールスフォース・ドットコム自身は正式発表前のコメントは差し控えるとしており、そのコメントは得られていない。
(Originally reported by Stacy Cowley, IDG News Service 09/09/2005)

