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【インタビュー】
「ビジネス・プロセスの高度な自動化を実現するBPM/BREシステムを提供していく」──ペガシステム会長兼CEOのトレフラー氏
(2005年10月14日)
ペガシステムは、米国マサチューセッツ州ケンブリッジに本拠を置き、BPM(ビジネス・プロセス管理)/BRE(ビジネス・ルール・エンジン)の統合システム「Smart BPM Suite」を開発・提供するソフトウェア・ベンダーである。編集部は今年10月14日、同社の創設者で会長兼CEO(最高経営責任者)のアラン・トレフラー氏に同社の戦略などを聞いた。
河原 潤
本誌編集長
──最初に、ペガシステム(Pegasystem)という社名の由来を教えてほしい。
トレフラー氏:Pegaは、チェスのピースにちなんで付けたものだ。私は昔からチェスが大好きで、腕前には相当自信があるのだが、BPMというテクノロジーに取り組もうと思い立ったきっかけはこのチェスにあった。ある日、コンピュータにチェスの戦術を教え込むということをやっていて、その作業の最中に閃いた。それはまさしく、システムにビジネス・ルールを適用する作業そのものだったのだ。
| 「チェスの戦術にインスピレーションを受けて、BPMに取り組むことになった」と語る米国ペガシステム会長兼CEOのアラン・トレフラー氏 |
──BPM市場は、数あるIT市場の中でも特に注目度が上昇している。ペガシステムは、どのような点で競合他社との差別化を図っているのか。
トレフラー氏:業務の改善には終わりはない。BPMはこの改善を追求するパラダイムであり、各種のビジネス・プロセスをいかに簡素化し、自動化していくかというのが基本的な課題となる。まず、われわれには、1983年の創業当時から22年にわたって、米国の大手企業とともにこの課題に取り組んで蓄積してきたノウハウがある。
実績は評価を呼ぶ。現在、ペガシステムは、ガートナーやIDCなどの市場調査会社からBPMとBREの両分野において市場リーダーであると評価されている。両市場で共に高い評価を受けているのは当社だけであり、この点もアドバンテージということになろう。
──Smart BPM Suiteは、特にグローバル展開する大手銀行で高く支持されている。金融以外の業種への展開も当然進めていると思うが。
トレフラー氏:そのとおり。われわれの最初の顧客は、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガンチェースといった大手銀行であり、以来、銀行業界では多くの実績を築き、高い評価を得ている。ただ、ここ4年間では、AIGやオールステートなどの保険会社や、アメリカン・エクスプレス、ビザ・インターナショナルといったカード信販会社、そして、GEのような製造業においても当社の製品が活用されるようになってきている。
──日本市場ではどのように展開していくのか。
トレフラー氏:日本企業の、特に製造業の技術レベルは世界トップの水準にあり、製造工程でのBPMは高度なレベルに達している。だが一方で、いわゆるホワイトカラーの従業員にかかわるBPMについては、まだこれからだと思っている。製造業において高度な自動化が実現されたように、ビジネスとシステムの連携部分の自動化を実現するのがBPMとBREだ。今後、日本のオフィス・ワーカーのために、Smart BPM Suiteを積極的にアピールしていきたいと考えている。
さて、日本市場での展開で重要な役割を担うのが、当社のパートナー企業である。ペガシステムは2002年より、BPM/BREパッケージの導入・構築サービス・サポートの面でインドのサティヤム・コンピュータ・サービスと提携を結び、強力なパートナーシップを築いている。今回、日本での本格展開に際し、約200名のサティヤムのスタッフにSmart BPMの導入・構築に関するトレーニングを受けてもらっている。

