【 ここから本文 】
ソフトウェア&サービス
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
アドビ、グリッド処理機能をデスクトップ・アプリに追加へ
(2004年02月09日)
米アドビ・システムズは、ビデオやその他の動画映像に特殊効果を追加するためのソフトウェア「After Effects Professional」の次期バージョンに、グリッド・コンピューティング機能を付加しようとしている。
グリッド・コンピューティングは、1台のコンピュータでは処理に時間がかかるジョブでも、ネットワークを介して接続されている他の複数のコンピュータの遊休コンピューティング資源を活用することで、大幅に短い時間で処理可能にするものだ。このアドビの試みが成功すれば、ビデオ編集などの高処理負荷作業向けの商用デスクトップ・ソフトウェア製品を販売しているその他のベンダーも、同じような機能を製品に付加するようになる可能性が高い、と市場調査会社グリッド・テクノロジー・パートナーズのアナリスト、アーマル・アッバス氏は述べている。
新興企業のグリッドロン・ソフトウェアのプラグイン・ソフトウェアが、After Effects Professionalの将来のバージョンにバンドルされる予定。このプラグインによって、ユーザーは単一のコンピューティング・ジョブをネットワークでつながった複数のコンピュータ上で容易に実行できるようになり、特殊効果のプレビューやレンダリングにかかる時間が短縮される、とグイッドロンのマーケティング担当副社長ゴード・ワッツ氏は述べている。
アドビとグリッドロンの提携のもとで、このプラグイン・ソフトウェアは現在開発中であり、そのプラグインを実装するために、アドビはAfter Effects ProfessionalのAPIに変更を加えたという。アドビは、グリッド・コンピューティング対応版After Effectsの投入予定について現時点ではコメントを控えているが、同社のデジタル・ビデオ担当グループ・プロダクト・マネジャー、スティーブ・キリスキー氏は、プロトタイプとテストの結果は前途有望だと語っている。
「グリッド処理を利用してバックグラウンド・プロセスとしてレンダリングを実行できる可能性は、非常に魅力的だ。ユーザーは、より多くのコンピュータがグリッドを通じて作業を行なうようにすることで、CPU時間を何時間もあるいは一晩も割り当てなければならない作業を、はるかに短い時間で完了できるようになるだろう」(キリスキー氏)
(IDG News Service)

