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[米国]
IBM主催の年次コンファレンス「Lotusphere 2006」が開幕

(2006年01月20日)

 米国IBMのリアルタイム・コラボレーション・ソフトウェア「Lotus Sametime」の次期バージョンには、ソーシャル・ネットワーキング・コミュニティに参加する世界中の人々とオンライン上でリアルタイムに情報交換を行うことのできる機能が追加される予定だ。このソーシャル・ネットワーキング・ツールは、今月22日から26日までフロリダ州オーランドで開催される同社の年次コンファレンス「Lotusphere 2006」の目玉になると見られている。

 Lotus製品管理担当副社長ケン・ビスコンティ氏によると、同ツールは、IBM社内で3年前から使用されているもので、同ツールを使ってオンライン上に組織化された「コミュニティ」に参加することにより、コミュニティに参加している他のオンライン・メンバー全員にインスタント・メッセージ(IM)を送ったり、即時に返事を受け取ったりすることが可能になるという。

 ビスコンティ氏は、「同ツールを社内に導入したところ、何千ものコミュニティが生まれた。コミュニティ参加者は、画面に表示された質問に対して、好きな時に返事を出したり、助言したりすることができる」と説明する。なお、同ツールは、IBM社内で「SkillTap」と呼ばれていたが、年内リリース予定の市販製品では他の名称に変更される予定だ。

 一方、同氏によると、Sametimeの次期バージョンでは、リアルタイム・アプリケーションを構築するためのアプリケーション・モデルが採用される予定だという。新しいフレームワークはオープンソース・プラットフォームのEclipseを使って開発される。同社では、Sametimeのインフラの一部を独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)に公開することで、Lotus製品と連携可能なリアルタイム対応プログラムの開発を促したい考えだ。

 IBMによると、今年のLotusphereは、前年よりも約15%多い約4,800人の来場数が見込まれるという。

 なお、同コンファレンスには135社のベンダーが出展し、Lotus関連の製品を紹介する予定となっている。その中から主要な製品をいくつか紹介しよう。

  • コラボレーション・ソフトウェア・ベンダーのトリログ・グループは、ビジュアル・データ変換ツール「Darwino」を発表する予定。同製品は、Lotus Notes/Dominoの文書を、Eclipseベースの開発ツール「IBM Workplace Designer」に移行する作業をサポートする機能を備える。また、Lotus DominoのフォームやデータをXMLドキュメントに変換し、それらをリポジトリに保存可能にしたり、Domino DesignerからWorkplace Designerへの移行をサポートしたりする機能を備える。
  • DYSアナリティックスは、メッセージング管理ソフトウェアの新製品「DYS Control Guardian」を発表。同製品は、電子メール管理者用の自動管理機能を搭載し、法令に基づかないメッセージの送信を停止することが可能。これにより、電子メールとIMの法令順守、セキュリティ、データ保護の確立、および、企業の評判といった無形資産を管理する「レピュテーション・マネジメント」の徹底が図れるとしている。出荷開始は3月から。Domino、Sametime、Microsoft Exchangeに対応するバージョンが用意される。
  • コモンタイムは、Lotus Notes/Dominoに統合モビリティ機能を追加するためのアプリケーション「mSuite」を発表する予定。携帯電話/携帯端末用OS「Windows Mobile 5.0」などの新しいプラットフォームに安全性の高いLotus Notesの電子メール機能などを追加する。
  • ポスティーニは、セキュリティ、アーカイブ作成、法令順守、ディレクトリ同調などの機能を備えるNotes/Domino対応アンチスパム・アプリケーション「Integrated Message Management」を出荷開始する予定だ。これにより、同社の製品ラインは、電子メール・セキュリティ以外の分野にも広がることになる。
  • グループ・テクノロジーズAGは、Notes/Domino対応の電子メール・ライフサイクル管理ソフトウェア「iQ.Suite」の最新バージョンを発表する予定だ。新バージョンでは、段階的にインストールすることができ、電子メールのアーカイブ作成、分類、保存などの機能に対応するコンポーネントを必要に応じて追加することが可能になるという。
  • メッセージング・セキュリティ・ベンダーのサイファートラストは、スパム・メッセージを添付ファイルのかたちで同社の調査スタッフに自動転送する新機能を発表するもようだ。同社によると、従来、Notes内蔵の転送機能を使ってスパム・メールを転送しても、発信元の解明に必要な詳細情報が送られないため、追跡が困難であったという。新機能は、同社のメッセージング・セキュリティ・アプリケーション「IronMail」などの製品に搭載される予定。

(Computerworld オンライン米国版)






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