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[米国]
【Lotusphere 2006】IBM/ロータス、次世代IMゲートウェイを今秋リリースへ

(2006年01月24日)

 米国IBM/ロータスは、パートナーのネットワークや消費者向けネットワークを介してインスタント・メッセージング(IM)やリアルタイム通信機能を利用可能にする新しいIMゲートウェイ「Real Time Collaboration Gateway」を今年半ばをめどにリリースする計画だ。

 ロータスは1月22日、AOL、ヤフー、グーグルとの間で、各社の消費者向けIMネットワークとの統合に向けて提携したと発表した。しかし、どのような方法で統合機能をサポートするかについては明確にされていなかった。

 Real Time Collaboration Gatewayは、既存のLotus IM Gatewayユーザーや、IMとWebコンファレンシングの両方を利用するSametimeのユーザーを対象とした無償アップグレード製品で、Sametimeとは別の製品として提供される。

 同ゲートウェイは、Sametimeのネーティブ・プロトコルであるVirtual Places(VP)を、SIP(Session Initiation Protocol)やSIMPLE(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)に変換することで、AOLやヤフーなどが運営する消費者向けIMサービスとの統合を実現する。JabberやGoogle TalkのXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)もサポートされる。

 AOLやヤフーとの提携は、マイクロソフトが昨年両社との間で結んだ提携と同様のものだが、ロータスでは、統合機能に料金を付加する予定はないという。マイクロソフトは、自社のIMプラットフォームと他社の消費者向けネットワークとの統合機能を有料で提供している。

 IBM/ロータスのリアルタイム/チーム・コラボレーション・グループで製品マネジャーを務めるアダム・ガーテンバーグ氏は、「今回の提携は、マイクロソフトに対抗するという意図で行ったものではない。あくまでも顧客のニーズに応えることが目的だ」と説明している。

 Real Time Collaboration Gatewayを使えば、パートナーのネットワークに直接接続してIMプラットフォームを統合したり、AOL Clearinghouse Networkに接続してルーティング・サービスを利用したりできる。

 このゲートウェイは、今年秋に予定されているSametime 7.5の出荷に向けた製品ラインの全面的な刷新の一環とされている。刷新は、クライアント側に重点が置かれており、ロータスは、入力時のワード・サジェスチョン、チャット・テキストのローカル保存など多彩な機能を追加する計画だ。

 ガーテンバーグ氏によると、ロータスはこれまで、拡張性と信頼性を保証するため、サーバ側に多くの力を注いできたが、現在ではクライアント環境が、Notesのような開発プラットフォームへと成長しつつあり、今後はさまざまな業務上の役割を担うエンドユーザーが日常的に仕事をする場を提供していくことになるという。

 ロータスでは、新しいプラグイン機能を使うことで、ソーシャル・ネットワーキング・ツールを付け加えたり、カレンダーに空いている時間とそうでない時間を表示するなどの機能を拡張したりできるようにしようとしている。

 また、ネットワーク上でのプリンタ検索機能や場所認識機能、クライアントをPBXに統合する新しいクリック・ツー・コール機能を追加したり、ソフトフォン機能をクライアントに組み込んだりといったことも実現しようとしている。

 ロータスは、VoIP機能をサポートするため、グローバルIPサウンドからコーデックのライセンスを受けている。このコーデックは、スカイプが使っているのと同じものであり、同時に5人までのユーザーを同じ通話に接続することができる。

 ロータスのパートナーは、Sametimeクライアント機能を拡張するためのプラグインを開発することも可能になる。プラグイン・アーキテクチャは、Eclipseに対応しており、Sametimeクライアント用に開発したプラグインは、今後投入されるNotes Hannoverクライアントや先ごろリリースされたWorkPlace Managed Client 2.6上でも稼働する。

 SametimeのWebコンファレンシング・クライアントについては、ユーザーからの要望が多かったインタフェースの刷新が図られ、新たなウェルカム画面、ファイル・アップロード用の別フォルダ、新しいファイアウォール通過機能、ポップアップのスムーズな処理といった改善が盛り込まれる。Sametime 7.5クライアントはEclipseに対応する。

(Network World オンライン米国版)






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