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[米国]
IBM、中小規模企業向けのシステム管理製品「Tivoli Express」を投入へ

(2006年02月17日)

 米国IBMは2月17日、中小規模企業(SMB)向けバージョンのアイデンティティ管理ソフトウェア「Tivoli Identity Manager Express」を2月28日に出荷する計画を明らかにした。また、3月12〜15日にラスベガスで開催する同社主催の「PartnerWorld 2006」で、Tivoliソフトウェア部門のゼネラル・マネジャー、アル・ゾラー氏が一連のTivoli Express製品を発表する予定だ。

 Tivoli Identity Manager Expressの価格はユーザー当たり24ドル。Tivoliプログラム・ディレクター、ジョン・アンソニー氏が2月16日にIDG News Serviceの記者に語ったところによると、Tivoli Identity Manager Expressは最大5,000人のユーザーが使用でき、既存のエンタープライズ版のTivoli Identity Managerよりもカスタマイズ機能が少ないが、インストールや管理も容易になっている。

 同ソフトウェアの特徴について、アンソニー氏は、「DVD 1枚にパッケージングされており、2時間以内で1つのサーバにインストールできる」と説明する。また、アカウント管理と、管理者や役職者を含むユーザー・タイプ別のパーミッション管理を行いやすくするために、同ソフトウェアには5つの事前コンフィギュレーション済みテンプレートが用意されているという。

 その他の新しいTivoli Express製品の詳細や価格は不明だが、IBMのWebサイトで一時公開され、その後引っ込められたページには、Tivoli Identity Manager Expressとともに、「Tivoli Monitoring Express」、「Tivoli Provisioning Manager (TPM) Express for Inventory」、「Tivoli Provisioning Manager (TPM) Express for Software Distribution」、「Tivoli Storage Manager Express version 5.3」、「Tivoli Continuous Data Protection (CDP) for Files」がリストされていた。それらについて、IBMの関係者は公式のコメントを避けている。

 米国IDCのSMB市場担当リサーチ・マネジャー、スティーブン・エリオット氏は、新しいSMB市場向けのTivoli製品が顧客に受け入れるかどうかには「価格」が重要な決定要因になると見ている。SMB市場で、IBMはフリーウェアやそれに近い製品と競争することになるが、オープンソース開発活動によって低コスト製品の品質が高まってきているからだ。

 IBMのような(比較的大規模な企業を主要顧客とする)エンタープライズ製品ベンダーにとっての大きな課題は、SMB市場のニーズにきめ細やかに対応する製品を開発し、適正な価格設定を行うことにある。「(そうした製品は)きわめて使いやすく、機能的で、低価格でなければならない」とエリオット氏は強調する。

(IDG News Service サンフランシスコ/ボストン支局)






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