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[米国]
検索サービスの新戦略で巻き返しを図るアスク・ジーブス
(2006年02月27日)
米国アスク・ジーブスは2月27日、同社の検索エンジンの利用拡大に向けた過去数年で最も大胆な取り組みを発表する。同社は広範な新しいサービス強化策を展開し、サービス・ブランドも刷新する。
アスク・ジーブスの親会社IAC/インタラクティブの会長兼CEO、バリー・ディラー氏が、ニューヨークで開催される「Search Engine Strategies Conference & Expo」(2月27日〜3月2日)の基調講演で発表する。
サービス強化策の1つとして、アスク・ジーブスはホームページのデザイン変更を行い、各種検索サービスを「ツールボックス」として提供、これらのサービスを強調するとともにアクセスをしやすくする。
消費者向け商品担当副社長のダニエル・リード氏によると、ツールボックスには通常のWeb検索のほか、画像、気象、辞書、地域検索などのショートカットが含まれる。また、地図サービスも強化され、操作性の高いAJAXベースのインタフェースが新たに採用される。ユーザーは新たに地図上にピンをドラッグして最大10カ所を指定し、道順を調べることができる。
ツールボックスにはデスクトップ検索のショートカットも含まれ、ユーザーはブラウザ・ウィンドウからアスク・ジーブスのデスクトップ検索アプリケーションを操作できる。この機能を利用するには、無料のアプリケーションをあらかじめ導入しておく必要がある。
ユーザーはツールボックスのセットアップをカスタマイズできるほか、外部の開発者がツールボックスの機能を拡張するのに利用できるAPIも提供されることになっている。また将来的には、IACの他部門が提供するコンテンツや情報もアスク・ジーブスの検索エンジンに統合されるという。
一方、検索エンジンのブランドは「Ask.com」に変更され、ホームページに登場していた漫画のキャラクターである執事のジーブスは引退する。
これには、現在のAsk.comを1990年代後半から2000年代初めにかけてのアスク・ジーブスと明確に区別するという狙いがある。「今回発表する内容は、この3年間のイノベーションと商品投入の集大成だ。新サイトでは、この3年間に開発されたツールとサービスが、1つの使いやすいインタフェースの下に集約される」
アスク・ジーブスは近年サービス強化を進めてきたが、グーグルなどに押されて利用が低迷している。
コムスコア・ネットワークスのデータによると、11月時点で米国で最も使われていた検索エンジンはグーグルで、検索件数シェアでほぼ40%を占めた。アスク・ジーブスのシェアは大きく水をあけられて6.5%(前年同月比1ポイント増)にとどまり、順位はヤフー、マイクロソフトのMSN、アメリカ・オンライン(AOL)を含むタイム・ワーナーに次ぐ5位だった。
(Computerworld オンライン米国版)

