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[米国]
マイクロソフト、今月出荷の「Team Foundation Server」でALM分野に本格参入

(2006年03月10日)

 米国マイクロソフトは今月、「Visual Studio 2005 Team Foundation Server」を出荷開始し、7年間にわたって準備を進めてきたALM(Application Lifecycle Management)分野への参入を果たすことになる。

 同製品は、チーム開発のハブとして各種開発作業用データのデータ・ウェアハウスの役割を果たし、同社のALMのクライアント・コンポーネント「Visual Studio 2005 Team System」を補完するもの。コードの静的分析リポート、ソフトウェアのビルド・プロセスの追跡、ソフトウェア・エンジニアリングの工程管理、といった機能が備えられており、マイクロソフトのALMプラットフォームの柱と位置づけられている。

 同製品の細かな機能については、同社のVisual Studio Team System部門でゼネラル・マネジャーを務めるリック・ラプラント氏が、今月16日にカリフォルニア州サンタクララで開催される「SD West 2006」で説明する予定となっている。

 ラプラント氏は今月10日、報道機関向けに、「Team Foundation Serverのユニークな点は、データ・ウェアハウスの役割も果たせることだ。当社の従来のラインアップには、このような開発支援製品がなかった」と述べた。

 マイクロソフトのALMプラットフォームへの取り組みは1999年にスタートした。ラプラント氏によると、企業のソフトウェア開発プロジェクトの開発プロセスにおけるさまざまな役割をカバーすることのできる、統合された使いやすい支援ツールセットを提供することで、多発する開発プロジェクトの失敗を避けることが大きなねらいだとしている。

 ラプラント氏は、「既存のラショナルのALMツールは、すでに陳腐化し、魅力に欠けていたため、われわれは、開発者、テスター、アーキテクトが使いたいと思うような、開発プロセスの軸となるツールセットの構築を目指した」と語る。

 また、マイクロソフトがALMプラットフォームを提供するまでに長い年月を要した理由については、「当初の段階で、自社開発するか、他社とパートナーを組むかを検討するのに時間をかけたため」(ラプラント氏)としている。同氏によると、マイクロソフトがALM製品を自社開発する方針を固めたのは、2001〜2002年ごろであったという。

 なお、ボーランドの幹部が近ごろ、マイクロソフトのVisual Studio Team SystemのアプローチはWindows中心に偏っていると批判したことについて、ラプラント氏は、「Team SystemクライアントではWindows対応に重点を置いているが、Team Foundation ServerはJavaやPHPなど他のタイプのコードも保存できる」と反論している。

 他のALMプラットフォームに関しては、データベース・アナリストといった特定の役割をサポートする製品の開発を計画中のほか、インターネット・ベースのホスティングを容易にする機能拡張(CUPアクセス制限を指定する機能改良など)の投入などが検討されているという。

 プラント氏によると、現在開発中の「Windows Vista」や「Office 12」の新機能に対応するVisual Studioの次期メジャー・リリース「Orcas」(開発コード名)の仕様は、4〜5カ月後に発表される見通しだ。

(InfoWorld オンライン米国版)






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