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[米国]
IBM、SOA機能を強化したWebSphereの新製品/サービス群を発表
(2006年04月03日)
米国IBMは4月3日、SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)環境の構築を支援するWebSphere関連の新製品/サービスを発表した。
今回発表されたのは、SOA対応の企業アプリケーションを構築するための基盤となるアプリケーション・サーバやビジネス・プロセス・モデリングの新バージョンをはじめ、サービス連携基盤を提供する「WebSphere Enterprise Service Bus(EBS)」や「WebSphere Message Broker」の新バージョン、サービスの統合や管理を効率化する新製品「WebSphere Service Registry and Repository」など。
まず、企業ポータル構築用ソフトウェアの新版「WebSphere Portal Version 6.0」では、IBM Workplaceのコラボレーティブ技術が統合されており、業界、職務、タスクごとにコンポジット・アプリケーションを容易に構築できるようになった。Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)もサポートされ、WebSphere EBSとProcess Serverのプロセス・エンジンを活用できる「ワークフロー・ビルダー」も備えている。
モニタリング・ツールの新版「WebSphere Business Monitor Version 6.0」では、ビジネスにかかわる潜在的な問題を知らせてくれるビジネス警報機能が新たに搭載されたほか、パフォーマンスに関するサードパーティ・リポート、履歴分析、プロジェクト追跡のためのスコアカードへのリンクをサポートする機能などが新たに追加された。
中核となるアプリケーション・サーバの新版「WebSphere Application Server Version 6.1」では、SOA環境の規模が拡大してもシステムの複雑化を適切に抑制できるSIP(Session Initiation Protocol:セッション初期化プロトコル)サーブレットが搭載されたほか、インスタント・メッセージングなど新機能がいくつもサポートされている。
Application Server 6.1ではセキュリティ機能も強化されており、身元管理のためのデフォルト構成とデフォルト・ユーザーの設定が可能となったほか、認証とデータ保護のための評価基準「共通基準評価保証レベル4(Common Criteria Assurance Level 4 Certification)」の準拠も実現されている。
IBMは現在、同社のSOA構想に対応する特定業界向けモジュールの開発も進めており、その中には、機能強化された「IBM Banking Information Framework」や「IBM Insurance Application Architecture」も含まれている。これらのモジュールでは、BPR(Business Process Reengineering)を実現する機能もサポートされることになっている。
IBMグローバル・サービセズからは、SOAのモデリング、構築、導入、管理といったライフサイクルに対応する新しいサービスの提供が開始される予定だ。同サービスには、SOA移行前に顧客のITインフラを評価する「Infrastructure Services Readiness Engagement for SOA」も含まれる。
ほかにも、「IBM Design and Implementation Services for SOA」「IT Service Management Design for SOA」「IBM Performance Management Testing for SOA」「SOA Business Dashboard」、新たなメンテナンス・サービスなど、各種のサービスが提供されることになっている。
(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)

