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[世界]
2005年の世界データベース市場は前年比8%以上の成長──オラクルが優勢を維持
(2006年05月26日)
米国IDCと米国ガートナーのデータクエスト部門は5月24日、2005年の世界のリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)市場の調査結果をそれぞれ発表した。それによると、2005年にはOracleのLinuxへの移行が進み、オラクルが引き続きRDBMS市場のトップの座を維持した。
2005年の売上金額は、IDCの調査で前年比9.4%増の146億ドル、データクエストの調査で前年比8.3%増の138億ドルとなった。データベース市場は成熟した市場と言われるが、依然として成長を続けており、2005年の売上高の前年比成長率は、IDCが9.4%、データクエストが8.3%としている。
ガートナーのアナリスト、コリーン・グラハム氏によると、Linuxはデータベースのプラットフォームとして前年比84%増という高い成長率を示したが、主にオラクルがその成長を牽引したという。また、メインフレーム用データベースの売上高の成長率が、UNIXサーバ上のデータベースの売上高の成長率を上回ったことも注目できる。
| 2005年の世界RDBMS売上金額シェア(データクエスト調べ) |
2005年はRDBMSベンダー上位5社のすべてが売上げを伸ばした。オラクルは同市場シェアで半分近く(データクエストの調査で48.6%、IDCの調査で44.6%)を占め、IBMが2割を超えるシェア(どちらの数字でも22%)で2位を維持した。マイクロソフトは、SQL Server 2005のリリースに伴う大幅な売上げ拡大にもかかかわらず3位(IDCで17%、データクエストで15%)にとどまった。
4位はNCRのテラデータ部門、5位はサイベースで、それぞれ3%程度の市場シェアを占めた。IDCによると、テラデータはデータ・ウェアハウス分野での高いニーズ、サイベースはアジア、特に中国での販売好調が2005年の成長を支えたという。
データクエストでは、RDBMS市場は今後も2010年まで同様のペースで成長を続けると予測しており、企業がビジネス・インテリジェンス(BI)やデータ・ウェアハウス用途でデータベース製品を購入することを要因として挙げている。
一方、IDCは、ストレージ価格の低下などにより、フェイルオーバーや災害時復旧、リポーティング、スケーラビリティの向上などのためにもデータベースを従来より安価に追加できるようになったことを成長要因として挙げている。
データクエストもIDCも、マイクロソフトの攻勢や、MySQL、PostGresSQL、Ingresなどのオープンソース製品の台頭により、RDBMS製品のライセンス価格が低下していると指摘している。
IDCのアナリスト、カール・オラフソン氏は、「オープンソースのデータベースの普及が、製品の価格設定やライセンスの方法に根本的な変化を促す可能性がある」と述べている。
| 世界のRDBMS売上金額の推移(データクエスト調べ) |
(エリック・レイ/Computerworld オンライン米国版)
- 米国ガートナー データクエスト部門
- http://www.dataquest.com/
- 米国IDC
- http://www.idc.com/
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