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[米国]
グーグル、「Google.com」の商品検索機能を強化へ
(2006年09月25日)
米国グーグルは、今年第4四半期のクリスマス商戦に合わせて同社のメイン検索エンジン「Google.com」の商品検索機能を拡張する計画だ。
グーグル幹部は先週、サンフランシスコで開催されたネット競売大手イーベイの大口出品業者団体のコンファレンス「Professional eBay Sellers Alliance(PESA)Summit」で、この計画を出席者に明らかにした。
グーグル幹部のプレゼンテーションに出席した米国ベア・スターンズのアナリストらは9月22日公表のリポートで、「計画によると、Google.comで商品を検索すると、システムが別の検索ボックスを表示し、検索者がより詳細なクエリを行えるようになる」と述べている。
詳細なクエリを行うと、グーグルの案内広告サービス「Google Base」による商品検索結果を掲載した2番目のページが表示されるという。
「掲載順位は、関連度だけでなく、売り手が商品に付加した属性によっても決定される」と同アナリストらは説明している。
同リポートによれば、グーグルは現在のところ、ディスプレイ広告や掲載料によってこの商品検索機能から利益を得る計画はないとしているが、その方針は今後変更される可能性もあるという。
さらに、グーグルの計画では、同社のショッピング検索サイト「Froogle」は、デスティネーション・サイト(多くの訪問者が長時間とどまることを目指したサイト)としての位置づけが低下し、Froogleの比較購入機能はGoogle.comに移されるという。「グーグル幹部は、大多数の商品検索はGoogle.comで行われるようになるからだと説明した」と、アナリストらはリポートで述べている。
Google.comではすでに、購入対象の商品を探している人を検知し、そうしたユーザーにより詳細なクエリを求め、Google Baseの案内広告の中から条件に合うものを提供している。このため、PESA Summitで概要が明かされた今回の計画は、この既存の機能を複数の商品カテゴリーに大幅に拡張したものと見られる。
PESAのエグゼクティブ・ディレクター、ジョナサン・ガリス氏は、グーグルの計画を歓迎した。「商品検索を強化し、買い手が欲しいモノを見つけるうえで役立つものは、何であれ、私のような小売業者にとって良いものだ」と、eBay上のアパレル・ショップで独自のサイトも持つ米国ゴッサム・シティ・オンラインのCEO、ガリス氏は述べた。
ガリス氏は、すでに自社店舗の商品情報をGoogle Baseに掲載しているが、今回のコンファレンスでグーグル幹部と話し合った結果、掲載方法を改善する見通しだ。同氏は、「Google.comでは、ユーザーにとってより便利な検索機能が提供されるようになる。われわれもこの新機能に対応して、ビジネス・チャンスにつなげたい」と意気込みを示した。
PESAは、「eBay」の約600の大口出品業者で構成されており、全体でeBay上で年間7,000万件以上の取り引きと10億ドルの総商品売買高を記録している。
Google Baseは昨年11月に導入されたサービスで、個人や組織が販売用の商品をはじめとするコンテンツをグーグルの検索インデックスに投稿することができる。
グーグルは当初から、Google Baseはデスティネーション・サイトを意図したものではなく、むしろGoogle.comのようなGoogle検索サイトに情報を供給するためのデータベースのようなものであるとしていた。この点を強調するために、グーグルは最近、Google Baseサイトから検索ボックスを取り除いている。
現時点でベア・スターンズのアナリストからコメントは得られていない。
グーグルの広報担当者は、「グーグルはかねてより、Google BaseやそのほかのGoogleサービスのコンテンツをGoogle.comの検索結果に統合している」と述べるにとどまった。
「グーグルが商品検索に取り組んでいることを示す最近の動きとして、Google.com上のFroogleへのリンクが削除されたことが挙げられる。これにより、Froggleのトラフィックはただちに打撃を受けたが、グーグルがショッピング検索の分野から手を引くことは考えられなかった」と米国スターリング・マーケット・インテリジェンスの市場アナリスト、グレッグ・スターリング氏は語る。
同氏は、「グーグルはGoogle.comに分野特化型の検索サービスを統合する取り組みを進めている。商品案内広告をGoogle.comに表示することは、その新たな動きだ」と指摘する。Google.comは不動産案内広告に加え、映画やレコーディング・アーティストといったトピックの検索も検知し、それに対応した特別な検索結果を提供している。
スターリング氏は加えて、「グーグルはGoogle.comで膨大なトラフィックを獲得しているが、他のGoogleドメインに人々を呼び込むことに成功していない。そうした理由から、同社は別のデスティネーション・サイトを持つことに、いつも“迷い”がある」と述べた。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)
- 米国グーグル
- http://www.google.com/
- 米国PESA(Professional eBay Sellers Alliance)
- http://www.gopesa.org/
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