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[米国]
アマゾン、開発者向けサービス提供に意欲──アマゾンCEOベゾス氏

(2006年09月28日)

 米国アマゾン・ドットコム(以下、アマゾン)はオンライン小売会社として広く知られているが、一方で、開発者向けに提供するサービスの数を徐々に増やしており、いずれは利益を上げる事業へと成長させたいと考えている。

米国アマゾン・ドットコム CEO ジェフ・ベゾス氏

 アマゾンの創設者でCEOのジェフ・ベゾス氏は9月27日、米国マサチューセッツ工科大学ケンブリッジ校で開かれたイベント「Emerging Technologies Conference」(9月27日〜28日)の基調講演で、「開発者向けサービス事業の拡大は、当社の知られざるもう1つの顔だ」と語った。

 アマゾンが提供している10種のサービスを利用した開発者は、これまでに約20万人に上るという。ベゾス氏の基調講演では、そのうち「Mechanical Turk」、「Simple Storage Service(S3)」、「Elastic Compute Cloud(EC2)」という3つのサービスに焦点が当てられた。

 Mechanical Turkは、開発者が大勢のグループに質問を出して、特定の問題について知識を深められるよう支援するサービスだ。また、S3は、アマゾンが有するストレージの余剰な容量を第三者の開発者に販売するサービスで、EC2は、同様に余剰な計算容量を販売するサービスである。

 「これらのサービスはすべて、必要なときに必要なだけ購入したり、ためしに利用したりすることができる」とベゾス氏は説明する。とりわけ、S3とEC2の両サービスは、ソフトウェアの拡張性を試したいが、たまにしか使用しないハードウェアやストレージを購入する余裕がないという社内開発者の間で人気を博しているという。

 なお、EC2では、追加で70ドルを支払うことで、アマゾンが有するハイレベル・サーバの一部の処理能力を1カ月間利用する、あるいは、700台のサーバを1時間のみ利用することができるという

 ベゾス氏は、これらのサービス運営を「高収益事業」へと成長させたい考えだ。また、開発者に焦点を合わせることによって、アマゾンのサービスを利用したコンシューマー向けアプリケーションの開発が増えることを期待しているという。

(チャイナ・マーテンス/IDG News Service ボストン支局)






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