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[米国]
IBM、SOA製品のラインアップを拡充へ

(2006年10月04日)

 米国IBMは今年10月3日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に関する4つの新製品と、既存の23製品の強化版、11種類の新サービスの提供を開始すると発表した。

 これらの製品やサービスは、主にBPM分野や特定業界を対象にしたもので、同社のSOA製品ラインアップは拡充することになる。

 同社が発表した新製品は、「WebSphere Business Services Fabric」、「WebSphere Registry and Repository」、「Tivoli Change and Configuration Management Database」、「Tivoli Dynamic Workload Broker」の4つ。WebSphere Business Services Fabricは、SOAアプリケーションを特定業界の規格や規制に確実に準拠させるための製品で、同社が今年8月に買収したウェビファイの技術をベースにしている。WebSphere Registry and Repositoryは、WebサービスやBPMの共有を実現する製品で、SOAアプリケーションからサードパーティのレジストリ/レポジトリを利用することもできるようになる。

 また、既存製品の強化としては、WebSphereミドルウェア、Rational開発ツール、Lotusコラボレーション、Tivoliシステム管理などの23製品に、SOA関連の改良が施される。そして、新サービスとしては、セキュリティ、サービス管理、仮想化の3つの主要分野にフォーカスするという。

 IBMのソフトウェア・グループ担当シニア・バイスプレジデント、スティーブ・ミルズ氏は、「SOAを早期に導入した企業は、機能の不足を感じ、多少の手作業も強いられてきた。製品ラインアップの拡充で、これらの問題を回避するつもりだ」と述べている。

 ミルズ氏によれば、IBMはこれまで約3,000社に対してSOAの整備を支援してきたが、継続して利用しているユーザーは、数パーセントにすぎないという。同氏は、「SOA市場には、特定業界向けのベンダーが数多く存在し、また、製品展開の面でも当社とHPは競合する。IBMがエンドツーエンドのSOA機能を提供する“代表的な”ベンダーであることをユーザーから認知してもらう必要がある」と語り、SOA関連分野に今年10億ドル以上を投資していることを明かした。

 IBM製品のユーザー企業である投資顧問会社アメリプライズ・フィナンシャルは、今回の発表を好意的に受け止めている。同社でチーフ・アーキテクト兼テクノロジー・戦略・アーキテクチャ担当バイスプレジデントを務めるトレーシー・ルグランド氏は、「当社は、1999年からSOAに基づくアプローチに移行したが、保険業界の規格に合うように、自分たちで改良する必要があった。WebSphere Business Services Fabricによって、これらの作業が回避できるようになるだろう」と語っている。

(チャイナ・マルテンス/IDG News Service ボストン支局)






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