【 ここから本文 】
ソフトウェア&サービス
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
オラクルがLinuxのバグ・フィックスを提供──エリソン氏、Linuxへの注力をあらためて強調
【Oracle OpenWorld 2006リポート】
(2006年10月26日)
米国オラクルは10月25日、Red Hat Linuxを対象としたサポート・サービス「Unbreakable Linux 2.0」を提供すると発表した。サンフランシスコで開催中の「Oracle OpenWorld」コンファレンスにおいて、同社CEOのラリー・エリソン氏が基調講演で明らかにした。
Unbreakable Linux 2.0は、Red Hat Linux向けに、バグ・フィックス用プログラムの配布などを行うサポート・サービス。当面はIA-32/IA-64プラットフォームで稼働する同OSが対象となる。オラクルでは、自社のデータベース製品と同等のエンタープライズ向けサポート・サービスを、Linuxに対して提供するとしている。
同サービスの利用料は、米国レッドハットの同様なサービスに比べて低価格に設定されている。また、2007年の1月31日までは、同社製品のユーザーは無料、一般のユーザーは半額で利用できるディスカウント・プログラムも用意されている。
| オラクルとレッドハットのサポート・サービス料金の比較 |
基調講演においてエリソン氏は、「1998年には、商用データベースとして初めてLinuxに対応し、また、クラスタ/グリッド向けのOSとしてLinuxを積極的に活用している」と、オラクルがLinuxに注力している姿勢をアピールした。さらに、Linuxクラスタ用のファイルシステムを開発するなど、オープンソース・コミュニティに対する同社の貢献についても言及した。
| 米国オラクルCEO ラリー・エリソン氏 |
そうしたLinuxへの取り組みの一環として、オラクルは2002年に「Unbreakable Linux Program」を開始し、同社製品のユーザーに向けてLinuxサポート・サービスを提供している。エリソン氏は、「2002年当時は、エンタープライズ環境でLinuxを利用することに対して不安を抱くユーザーが多かった」と語り、その不安を払拭するために同サービスを開始したと説明した。今回提供されるUnbreakable Linux 2.0は、同プログラムを刷新し、サポート対象を同社製品のユーザーに限定せずに提供される。
エリソン氏は、「現在でもLinuxには、本当の意味でのエンタープライズ・サポートが存在しない。ユーザー企業が必要とするバグ・フィックスが迅速に行われないからだ。また、保守の料金が高く、著作権に関する訴訟にユーザー企業が巻き込まれるという恐れもある」と、Linuxの利用をユーザー企業がためらう問題点が残っていると指摘し、Unbreakable Linux 2.0によってオラクルが、これらの問題点を解決すると語った。
なお、同サービスの日本での展開について、日本オラクルで常務執行役員 システム製品統括本部長 兼 マーケティング本部長を務める三澤智光氏は、「近日中に発表できる」と、Oracle OpenWorld 2006併催の「Japan Session」(日本オラクル主催)で語った。
(大川 泰/Computerworld)
- 米国オラクル
- http://www.oracle.com/
- Oracle OpenWorld
- http://www.oracle.com/openworld/
- ■ 新サービス ■ うっかり誤送信を防ぐ、メール専用ホスティングとは!?
- グローバル・ビジネスを成功に導くストレージ活用術とは?
- ★レガシーマイグレーションの真実★注目され、効果的である理由はこちら
- ■大阪/東京発「旧Office製品やWindows資産をどう移行するか?」無料セミナー
[米国]オラクル、Oracle Fusion Applicationsの初リリースは2007年の予定と発表

【Oracle OpenWorld 2006リポート】
【Oracle OpenWorld 2006リポート】
[米国]HP、オラクル、インテルの3社、メインフレームのリプレースを共同で支援
【Oracle OpenWorld リポート】
【Oracle OpenWorld リポート】


