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[米国]
グーグル、Google Apps for Your Domainに入り口ページ作成機能を追加
(2006年11月13日)
米国グーグルの「Google Apps for Your Domain(Googleアプリ独自ドメイン向け)」サービスに新機能が加わり、利用企業は、社内ユーザーが同サービスに含まれる各種ホスティング型アプリケーションを利用する際、最初にアクセスする「入り口」ページを設けられるようになった。
今年8月に登場したGoogle Apps for Your Domainは、グーグルがホスティングするブラウザ・ベースのコラボレーションおよびコミュニケーション・アプリケーションのスイートで、企業はこれらを自社のブランド名やインターネット・アドレスを使って従業員に提供できる。
グーグルは11月13日、「Start」ページを作成できるオプションを同サービスに追加した。その機能とユーザーインターフェースは、グーグルが消費者向けに提供している「パーソナライズドホームページ」を下敷きにしている。
StartページにはGoogle Appsサービスへのリンクのほか、天気予報やニュース、RSS(Really Simple Syndication)フィードなど、企業が社員に提供したいコンテンツへのリンクを張っておくことが可能だ。Startページはポイント&クリック・インタフェースでレイアウトやデザインが自由にカスタマイズでき、更新に手間のかかる固定的なトップページと比べて柔軟に運用できるようになっている。
グーグルはStartページ機能の追加でGoogle Apps for Your Domainを拡充したが、このほか、同社が企業向けに提供しているホスティング型ソフトウェアには、Webサイトのアクセス状況やトラフィックの解析機能を提供する「Google Analytics」や、ワープロおよび表計算アプリケーションから成る「Google Docs & Spreadsheets」などがある。また最近では、同社はWiki製品ベンダーのジョットスポットを買収している。
以前からグーグルの幹部は、消費者向け、企業向け双方のアプリケーション・ホスティング事業を進める考えを明確に示してきた。アプリケーション・ホスティングは、マイクロソフトの強大な勢力の基盤となっているパッケージ・ソフトウェア・モデルを脅かす事業モデルと見られることが多い。
グーグルの最高経営責任者(CEO)、エリック・シュミット氏は、先週サンフランシスコで開催された「Web 2.0 Summit」において、ユーザーが遠隔地で運用されているアプリケーションにインターネット経由でアクセスする「サービスとしてのソフトウェア(SaaS)」への支持をあらためて表明した。ホスティング型アプリケーションは堅牢性と信頼性に優れ、管理がより簡単であるという。さらにホスティング・モデルでは、複数のアプリケーションにわたってデータを検索したり、ドキュメントを共有したりするのも容易だと、同氏は説明した。
とはいえ、アプリケーション・ホスティングもいいことずくめではない。例えば最近では、グーグルが提供する人気の高いブログ・ホスティングおよびオーサリング・サービス「Blogger」の利用者が、継続的にパフォーマンス問題が発生していると不満の声を上げた。Google Analyticsも、昨年11月の無料化後にアクセスが集中して機能不全に陥り、グーグルは問題発生後1週間にわたって同サービスを安定化させることができず、ついには同サービスへの新規登録を一時中止する措置を取った。
Google Apps for Your Domainスイートには、Webメール・サービス「Gmail」、インスタント・メッセージングおよび音声チャット・サービス「Google Talk」、スケジュール管理サービス「Google Calendar 」、Webページ・デザイン・サービス「Google Page Creator」が含まれている。
Google Apps for Your Domainは無料で使用できるが、グーグルは、高度な機能を必要とする大企業向けに有料の上位版を準備している。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)


