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[米国]
シマンテック、仮想テープ・ライブラリ管理用のAPIを開発

(2006年11月15日)

 米国シマンテックは11月14日、エンタープライズ向けバックアップ・ソフトウェア「NetBackup」の次期バージョン用として開発していたAPI「OpenStorage」をリリースした。

 OpenStorageは、仮想テープ・ライブラリ(VTL)とNetBackupのネイティブな統合を実現するAPIで、ストレージ・ベンダーが提供している管理ツールに取って代わるもの。これを使えば、階層化されたバックアップ環境をNetBackupの単一画面上で把握できるなど、VTLや他の2次ストレージ・デバイスをNetBackupから容易に管理できるようになる。

 NetBackupの製品管理担当シニア・ディレクター、マット・キックスムーラー氏は、OpenStorageの目標について、「すべてをNetBackup経由で管理することだ」と語った。

 OpenStorageは、来年第2四半期に出荷予定の「NetBackup Version 6.5」に組み込まれる予定だが、ストレージ・ベンダー各社に対してはすでに提供が始まっている。OpenStorageによるNetBackupと自社のストレージ・システムとの統合に参加を表明したベンダーは、14日の時点で、EMC、ネットワーク・アプライアンス、コパン・システムズ、サン・マイクロシステムズ、ファルコンストア、データドメイン、クォンタム、ディリジェント・テクノロジーズ、セパトンの9社となっている。

 各社はOpenStorageを使用するうえで一定の料金をシマンテックに支払うことになるが、VTLやストレージ・デバイスのユーザーに追加費用の負担を求めるかどうかはストレージ・ベンダー次第だという。シマンテックとしては、NetBackup 6.5の追加機能に対してユーザーに負担を求めることはないとしている。

 キックスムーラー氏によると、OpenStorage以外にも、NetBackup 6.5は多くの新機能をサポートする予定だという。具体的には、ストレージのライフサイクル・ポリシーの設定、メディア・サーバの容量管理、負荷分散、複数メディア・サーバ間の共有ディスク、レプリケーション、データの重複排除といった機能が新たに搭載される見込みだ。

 ただし、VTL経由で仮想テープを物理テープに移行した後に、仮想テープのコピーの一覧をディスクアレイ上に作る機能が不足している、とキックスムーラー氏。この機能が欠けているため、データのコピーが存在することをNetBackup側で把握できないという。

 「新しいAPIを追加したからといって、VTLサポートの強化をやめたわけではない。コピーの一覧を作成できない問題についても、早急に解決するべく努力しているところだ」(キックスムーラー氏)

(ルーカス・ミアリアン/Computerworldオンライン米国版)






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