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[米国]
EMC、「Documentum」の組み込みバージョンを発表へ
(2006年11月20日)
米国EMCは、ECM(エンタープライズ・コンテンツ管理)プラットフォーム「Documentum」の市場シェアと売上高を拡大するべく、他社のアプリケーションに組み込むことができるよう設計されたDocumentumのOEMエディションを11月20日に発表する予定だ。
EMCのコンテンツ管理/アーカイビング製品マーケティング担当ディレクター、ルボア・タセク氏は、「Documentumの売上げのうち、バンドル契約の分はごくわずかにすぎない」として、Documentum OEMエディションのねらいがこうした状況の改善にあると述べている。EMCは、12月に予定している同エディションの出荷を機に、ベンダー各社の間で自社のアプリケーションにDocumentumを組み込む動きが広がることを期待している。
タセク氏によると、ほとんどのアプリケーション・ベンダーは、コンテンツ・リポジトリやコンテンツ管理機能を自社アプリケーションの一部として組み込む必要に迫られているという。「彼らは、これまで独自のコンテンツ・リポジトリを提供してきたが、セキュリティや法令順守、監査、ストレージの最適化といった点でユーザーのニーズに十分にこたえていない」と同氏は指摘する。
かつてサイベースなどのデータベース・ベンダーは、組み込み製品を提供することで新たな収入と市場を獲得するチャンスを生み出した。これと同様に、これまで事業展開してこなかった分野での地位向上と市場開拓にDocumentumの組み込みバージョンが貢献する、というのがEMCが描くシナリオだ。
タセク氏は、12月に投入するOEMエディションもDocumentumの現行バージョンと共通の機能を搭載し、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)も同じだと強調する。OEMエディションが現行バージョンと異なるのはデリバリー・オプションの部分で、前者は後者に比べて拡張性が低く、多彩なインストール・オプションも用意されていない。その反面、前者はリソースが乏しい環境でも稼働するよう最適化されており、動作に必要なメモリ容量もさほど多くないという。
Documentum OEMエディションの採用を明らかにしているベンダーの1社で、Documentum対応のソース・コード管理機能を備えた「Armedia SCM」を主力製品とする米国アーメディアLLCは、OEMエディションのベータ・テストに参加した。同社のCEOであるジム・ナスル氏は、電子メールでのインタビューで、「DocumentumのOEMエディションは、よりプラットフォーム標準に即したECM製品の開発に貢献すると同時に、QA(品質保証)と認証にまつわる作業を軽減してくれるものと期待している。DocumentumとArmedia SCMを一緒にバンドルすることで、当社製品とDocumentum両方の露出度を高めることができるはずだ」と述べている。
Documentum OEMエディションの料金体系は従来の場合とは異なるものになるようだ。これは、「EMCの価格モデルを押しつけることはしない」(タセク氏)ということが理由である。EMCでは、ユーザー数やCPU数をベースにしたオプションなど、柔軟性の高い料金体系を用意するとしている。また、バンドル契約の場合は、すべて商談によって決まるため、「Documentum OEMエディションに対して個々のアプリケーション・ベンダーが実際に支払う金額を示すのは難しい」とタセク氏は説明する。
なお、DocumentumのOEMエディションを購入したアプリケーション・ベンダーは、EMCが提供する共同マーケティングやテクニカル・サポートといったプログラムの一部にもアクセスできるようになるという。
(チャイナ・マーテンス/IDG News Service ボストン支局)
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