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[米国]
.NETアプリの開発ツールキット「Castle」が来年1月に正式リリース

(2006年11月24日)

 .NETアプリケーションの開発を容易にすることを目指したオープンソースの開発ツールキット「Castle」の正式リリースが近づいている。

 Castleは、2年前に中止されたオブジェクト指向フレームワーク「Apache Avalon」の開発プロジェクトから生まれたもの。Avalonと.NET Frameworkの「橋渡し役」として開発がスタートした。現在では.NETアプリケーション用のツールキットとして開発が進められており、米国ノベルが開発中の.NET Frameworkのオープンソース実装「Mono」にも対応している。

 「Castleの目標は、コードの繰り返しを回避すること、ルールに基づいた自動化機構により構成作業をできるだけ軽減すること、そしてプログラマーの代わりに一般的な作業を処理することだ」と、Castleプロジェクトの創設者でブラジルのコンサルティング会社キャッスル・ストロングホールドの創業者、ハミルトン・ベリシモ氏は説明する。

 Castle 1.0の正式リリースは来年1月の予定だ。すでにCastleのRC2(リリース候補第2版)が数週間前に公開されている。

 Castleの特徴の1つは、「Ruby on Rails」をヒントにした「MonoRail」を提供していることだ。MonoRailは、MVC(Model-View-Controller)パターンを採用したプレゼンテーション・レイヤ用のフレームワークで、Webアプリケーションのページ遷移やデータ処理を管理する。

 Castleはそのほか、オブジェクトをデータベースにマッピングするツール「ActiveRecord」や、コードの保守を容易にするオブジェクト・ライフサイクル・コンテナ「Windsor」も提供する。

 Castleプロジェクトに参加している開発者の1人、ケビン・ウィリアムズ氏は、Castleを「開発の容易性向上と開発期間の短縮化を実現するツールや機能の集合体」と表現する。同氏によれば、Castleの目玉は使いやすい直感的な操作性だという。

 「ここ数年使ってきた.NET用ソフトウェアの中で、Castleほど使いやすく強力なツールは見たことがない。非常に直感的で、管理機能も豊富だ。しかも拡張性が高い」(ウィリアムズ氏)

 またウィリアムズ氏は、技法や設計パターン、方法論などを組み合わせて開発に活用できることを、Castleの最も優れている点として挙げる。Castleを自分の開発環境に組み込んだり、マイクロソフトの統合開発環境「Visual Studio」とともに利用することも可能だという。

 このCastle 1.0に続き、バージョン2.0の開発もすでに始まっている。Castle 2.0では、MonoRailと複数の表示エンジンとの連携が可能になる見通しだ。また、JavaScriptコードを生成するDSL(Domain Specific Language)の導入や、Rubyを参考にしたテンプレート・エンジンの改良、MonoRailのパフォーマンス向上、ActiveRecordの強化なども計画されている。

(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)






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