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[オランダ]
SharePoint対抗のOpenOfficeコラボ・ソフトが登場
(2006年11月27日)
オランダに拠点を置くO3スペーシズは先週、マイクロソフトの「SharePoint」に対抗する「OpenOffice」対応のオフィス・コラボレーション・ソフトウェアをリリースした。
「O3Spaces Workplace」と呼ばれる同製品は、オープンソース・スイートのStarOfficeおよびOpenOffice.orgと連携し、高い人気を誇るマイクロソフトのSharePointと同等の機能を実現する。
| 「O3Spaces Workplace」のエンドユーザー利用画面 |
折しもマイクロソフトは、Officeスイートの新バージョンの普及に向け、マーケティング活動を積極的に展開している。BBC(英国放送協会)が行った先週のインタビューの中で、マイクロソフトのクリス・カポッセラ氏は、「Officeソフトウェアの旧バージョンがあれば事足りるというユーザーの認識をくつがえすために、全力を注いでいる」と述べている。
サン・マイクロシステムズが後援するOpenOffice.orgとその商用版であるStarOfficeは、Microsoft Officeと直接競合する製品であり、Officeの文書フォーマットにも対応している。しかし、SharePointのようなオフィス支援ツールは搭載されていなかった。
O3スペーシズでは、OpenOfficeおよびStarOffice向けにオフィス支援機能を提供することにより、そうした状況を変えていきたいと説明する。
Workplaceは、「Apache Tomcat」および「PostgreSQL」データベース管理システム上で動作するJ2EE(Java 2 Enterprise Edition)アプリケーションで、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ディレクトリ・サービスと連携できるようデザインされている。OSプラットフォームは「Linux」「Solaris」および32ビット版の「Windows」に対応する。
ユーザーは、カスタマイズ可能なAjax(Asynchronous JavaScript + XML)ベースのWebインタフェースや、オプションとして利用できるJavaベースの「Desktop Assistant」から、O3Spacesに保管したドキュメントにOpenOffice経由でアクセスできる。検索システムは、PDFをはじめ、OpenOfficeの固有フォーマットであるODF、Microsoft Officeフォーマットをサポートしている。
Workplaceには、ドキュメントの変更を自動通知するアラート機能、カレンダー共有をサポートするコミュニケーション・ツール「O3Messenger」、ワークフロー管理および掲示板機能などが搭載されている。さらに、文書の配布および利用基準を決定するWindowsの「Rights Management Services」と同様の機能を持つドキュメント・バージョン管理機能やチェックイン/チェックアウト機能も備えている。
O3スペーシズのCEO、ロブ・メンティンク氏は、「同ソフトウェアを『CeBIT 2006』で発表したところ、大きな反響があった。ドイツやオランダで実施しているテスト利用も非常にうまくいっている」と説明、「OpenOffice.orgはわれわれの製品との連携によって、マイクロソフトのOfficeやSharePointといった高価なプロプライエタリ製品に十分に対抗できる能力を備えた」と強調した。
Workplaceのライセンス料金は、最大利用者数が100名未満の組織の場合はユーザー数を、100名以上の組織の場合は仮想CPUの数を基に決定され、製品のアップデートや電話およびwikiによるサポートはサブスクリプション・サービスとして提供される。価格は、5ユーザー・ライセンスが295ユーロ(382ドル)、100ユーザー・ライセンスが5,900ユーロ。O3スペーシズのWebサイトからは、VMwareアプライアンスで利用できるテスト版を入手することができる。
(マシュー・ブールスマ/Techworld オンライン英国版)

