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[国内]
ウイングアーク、帳票ビジネスのサービス化を本格展開──SaaS事業も2月から開始へ

(2006年11月30日)

ウイングアーク テクノロジーズの代表取締役社長は、自社イベントでのキャンペーンに合わせて和服姿で次世代帳票サービス戦略の発表に臨んだ。

 ウイングアーク テクノロジーズは11月30日、自社イベント「ウイングアーク・フォーラム2006」に合わせて東京都内で記者発表会を開催し、SaaS(Software as a Service)事業の展開を含む帳票ビジネスのサービス化に本格的に取り組む新戦略を明らかにした。

 新戦略を発表したウイングアークの代表取締役社長、内野弘幸氏は、「パッケージ・ソフトウェアを提供するソフト・ベンダーにとって、サービス・モデルを変えるのは決して簡単なことではないが、業界に先駆けて次世代のサービス・モデルをいち早く打ち出し、SaaSなどの新しいビジネスに積極的にチャレンジしていきたい」と抱負を述べた。

 同社の新戦略の大きな柱の1つは、同社の帳票パッケージ製品の開発・販売に付随する「帳票匠屋」と呼ばれる新サービス事業を展開すること。企業のIT部門やシステム・インテグレーター(SI)を対象に、総合的な帳票開発支援サービスを提供する。

 新事業には、帳票フォームの設計・開発の支援とそれに関連するプロフェッショナル・サービスの提供、顧客とパートナーとの交流の場を提供する帳票SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の運営などが含まれる。12月1日からはサービス事業の第1弾として帳票開発支援向け総合サイトの運用が開始される。

12月1日から運用が開始される帳票開発支援総合サイト「帳票匠屋」

 新戦略のもう1つの大きな柱は、印刷データとルールに従って帳票を自動生成する次世代の帳票エンジンの提供だ。従来の帳票システムでは、リポート・フォームを事前に作成する必要があったが、新帳票エンジンは、印刷データを基に適切な帳票パターンを判別し、リポート・フォームを自動生成する。

 同エンジンには、フォームが用紙サイズをオーバーした際に、改行や改ページ、行幅を自動的に調整したり、各印字項目のフォントの大きさや、折り返しを自動調整したりする機能を備えている。

 ウイングアークでは、帳票ツールによる本格的なシステム導入が困難なSMB(中小規模企業)向けに、同エンジンを採用したSaaSベースのオンデマンド・サービスの提供を来年2月から開始する予定で、来年夏には、大量の印刷データを処理できる本格的なサービスの提供を開始するとしている。

 また、他のSaaSベンダーやASPのサービスとの連携を図ることにより、ユーザーが各種の業務サービスと帳票サービスをシームレスに利用できる環境を提供していく方針だ。実際に、セールスフォース・ドットコムとの間では、オンデマンド・アプリケーションにウイングアークの帳票エンジンを組み込む話し合いが進んでいるという。


ウイングアークの新なた帳票サービス提供ビジョン

(益田 昇/IDGオンライン編集部)






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