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[米国]
ノベル、Open XMLをサポートした「OpenOffice.org」を提供
(2006年12月05日)
米国ノベルは12月4日、自社が提供しているオープンソースのオフィス・スイート「OpenOffice.org」で、マイクロソフトの独自フォーマットであるOpen XMLをサポートすると発表した。Open XMLをサポートしたノベル版OpenOffice.orgの提供開始時期は来年1月末。マイクロソフトのオフィス・スイートである「Office 2007」の一般発売とほぼ同時期だ。
11月2日に行われた提携の発表会で、ノベルとマイクロソフトは、販売、技術開発、特許などの分野で幅広く提携していくことを表明した。両社は、双方のソフトウェアのシームレスな連携を目標の1つとして掲げており、ノベルによる今回のOpen XML対応OpenOffice.orgの提供もその一環だ。ノベルによると、来年1月に提供を開始する同社版のOpenOffice.orgには、ファイルをOpen XML文書として作成、保存、送信する機能が搭載されるという。
またノベルは、Open XMLのサポート機能をオリジナルのOpenOffice.orgに組み込めるようにするコードをオープンソースとして公開し、OpenOffice.orgプロジェクトに提供することも明らかにした。
ただし、ノベルのLinuxマーケティング担当ディレクターであるジャスティン・ステインマン氏は、Open XMLをサポートするコードを公開したからといって、そのコードが将来OpenOffice.orgに組み込まれることを保証するわけではないとしている。
「われわれは、Open XMLのサポート機能に相当するコードをオープンソース・コミュニティに引き渡すつもりだ。ただし、実際にOpenOffice.orgに組み込むかどうかは、コミュニティの判断になる」(ステインマン氏)
OpenOffice.orgのネイティブ文書フォーマットは、国際標準化機構(ISO)から標準として認められている、XMLベースの「OpenDocument Format(ODF)」だ。しかしマイクロソフトは、このODFをサポートせず、独自のファイル・フォーマットであるOpen XMLを開発した。
こうしたマイクロソフトの姿勢は、過去にさまざまな摩擦を巻き起こした。例えば、昨年11月に同社がOpen XMLを標準化団体ECMA(欧州電子計算機工業会)に提出したときは、独自のファイル・フォーマットを業界標準として普及させようとしているのではないかと懸念された。
なお、ECMAでは、Open XMLを国際標準としてISOに提出するかどうかを12月7日に実施する投票で決める予定だという。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service サンフランシスコ支局)


