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[国内]
セールスフォースの「AppStore」サービス、国内提供は2007年2月以降の見通し

(2007年01月09日)

 セールスフォース・ドットコムの「AppStore」は、同社のオンデマンド・アプリケーション・マーケットプレースの「AppExchange」を拡張する販売支援/決済サービスである。同サービスは米国で2006年12月12日に発表され、提供開始予定は2007年2月。その後、日本のAppExchangeアプリケーション・ユーザーに合わせた国内版の提供がスタートする見込みだ。

AppStoreのサービス体系と利用料金

 AppStoreは、サードパーティ・ベンダーやSIer、開発者など、AppExchangeアプリケーションの提供側に向けて提供されるサービスである。ただし、ユーザー企業にもアプリケーションの試用/購入/利用のプロセスが大幅に簡素化されるというメリットがもたらされる。

 AppStoreは、2つの有料プログラム「AppStore Referral Program」と「AppStore Checkout」で構成される。AppStore Referral Programは、サードパーティにセールスフォースによる各種マーケティング・サービスを提供するもので、受けられるサービス数が異なるStandard版とPremium版の2種類が用意される。

AppStore Referral Programのサービス・メニュー

 AppStore Checkoutは、受注から請求書発行、集金までの決済手続きをセールスフォース・ドットコムが代行するプログラムである。同社は、AppStore Checkoutのユーザー・インタフェースは、アップルコンピュータの「iTunes Store」並みに簡便であるとアピールしている。

 米国でのサービス開始時期は、AppStore Referral ProgramのStandard版が2007年2月、Premium版が同年8月で、AppStore Checkoutが同年12月の予定となっている。利用料金は、Standard版がAppStoreで成立した年間取引額の10%、Premium版が25%で、これらは初年度のみ徴収される。AppStore Checkoutの手数料は年間取引額の20%で、初年度以降も継続して徴収される。なお、日本での開始時期は米国での提供開始以降で、サービス体系および料金は未定。同社日本法人によると、国内での事情を考慮したサービス体系/料金で提供する予定だという。

AppExchangeを完成させる「最後の1ピース」

 セールスフォースがAppExchangeをスタートしたのは2006年1月。この時点でサードパーティが自社のアプリケーションをオンラインで販売できる基盤が整った。その登場は、SaaS(Software as a Service)ブームと相まって注目を集めたが、提供されるマーケットプレースの機能はごくシンプルであり、例えば、課金システムはサードパーティがそれぞれ自前で用意する必要があった。

セールスフォース・ドットコムの執行役員/製品・サービス・技術統括本部長の榎隆司氏

 AppStore投入の背景について、同社日本法人の執行役員/製品・サービス・技術統括本部長の榎隆司氏は、次のように説明する。
 「AppExchange上で自社のアプリケーションをもっと効果的にアピールして販売したいという声がサードパーティから多く寄せられていた。AppStoreは、AppExchangeがオンデマンド・アプリケーションのマーケットプレースとして完成形となる最後の1ピースである」

 榎氏によると、AppStoreに加えて、2006年10月に発表された「Apex」開発プラットフォームと、同社製品のユーザー・コミュニティである「IdeaExchange」が、AppExchangeマーケットプレースを補完するものになるという。

セールスフォース・ドットコムがAppStoreの発表時に提示した「価値を生むサークル」

(河原 潤/Computerworld)






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