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[国内]
個人向けVistaの発売がいよいよ秒読み──各社が搭載PC製品247機種を発表

(2007年01月15日)

 マイクロソフトは1月15日、東京都内で会見を開き、1月30日に発売が迫った個人ユーザー向けWindows Vista/2007 Office systemの製品発表会を開催した。会見にはPCベンダー8社が参集し、Windows Vistaを搭載した新機種を発表。1月15日時点で、その数は247機種となった。Windows XP発売から約5年。度重なるリリース延期を経て、ようやく一般発売のカウントダウンが始まった。

Windows Vista Ultimateを手にするマイクロソフトWindows本部 本部長のジェイ・ジェイミソン氏(右)と、同社代表執行役社長のダレン・ヒューストン氏(中央)。左は2007 Office systemを手にする同社インフォメーションワーカービジネス本部長の横井伸好氏

 今回の会見は、Windows Vistaと2007 Office systemの個人向け発売直前発表会という位置づけで開催されたもので、発売日までのプロモーション活動の説明と、PCベンダーによるWindows Vista搭載の新製品の発表が中心となった。

 すでに企業ユーザーを対象とした「Vista Enterprise」「Vista Business」「Vista Ultimate」の3エディションは、昨年11月30日からボリューム・ライセンスの提供が開始されている。今回の会見では、Windows Vistaに搭載されるデジタル・エンターテインメント機能を中心に、個人ユーザーに特化した具体的な使い方が紹介された。

 会見の冒頭、マイクロソフト代表執行役社長のダレン・ヒューストン氏は、Windows Vistaがデジタル・ライフスタイルの中核となるOSであると強調、その特徴を次のように説明した。

 「2001年に発表したWindows XPは『ブロードバンド時代のOS』という位置づけだった。当時の日本ではブロードバンドを利用している個人ユーザーは10%程度にすぎなかったが、今では70%のユーザーがブロードバンドを利用している。Windows Vistaは個人ユーザーが写真、音楽、映像といったデジタル・コンテンツを楽しめるシンプルで強力な基盤を提供する」

 次に説明に立ったマイクロソフトWindows本部 本部長のジェイ・ジェイミソン氏は、1月30日の発売に向けた同社のプロモーション活動の内容を紹介した。

 同氏によると、Windows Vistaに標準対応する周辺機器は、1万6,000以上(1月10日時点)であり、実際に対応が確認されたPCは976、周辺機器が2,309、アプリケーションが327に上るという。関連製品の互換対応状況は同社のサイトに掲載されており、随時更新されている。

 Windows Vistaは企業向けリリースされる以前から専門家の間では互換性に問題があると指摘されていた。しかし、ジェイミソン氏は、「Windows Vistaは過去にわれわれがリリースしたどのOSよりも互換性の高いOSである。『周辺機器サポート1万6,000以上』という数字は、Windows XPと比較して50%もアップしている」と、互換性の高さを強調した。

マイクロソフトでは、Windows Vistaが「デジタルライフスタイル」の中核を担うOSであることを強調する

 また、同氏は「Windows Vista Upgrade Advisor 日本語版」サービスを1月30日から提供することも明らかにした。これは、現在利用しているPCのスペックをオンラインでスキャンし、Windows Vistaにアップグレードできるかどうかや周辺機器の互換性に関する情報を提供するもの。

 さらに、Windows Vistaを利用したデジタル・ライフの快適さをより具体的に紹介するため、報道関係者向けにデジタル・ライフ体験ルーム「デジタルライフメゾン」を展示するほか、1月27日・28日の2日間、表参道ヒルズなどで「新世代プレミアフェスタ」と題して、Windows Vista/2007 Office systemのデモンストレーションを行うことも明らかにした。

 今回の発表のもう1つの“目玉”は、PCベンダー各社のWindows Vista搭載の新製品の発表である。会見にはソニー、デル、東芝、NECパーソナルプロダクツ、日本ヒューレット・パッカード、日立製作所、富士通、レノボ・ジャパンの8社が登壇。Windows Vistaを搭載した新製品群を発表し、それぞれの製品の優位性をアピールした(発売は1月30日)。

会場には登壇した8社以外の新製品も多数展示された

 PCベンダーがWindows Vistaにかける期待は大きい。マイクロソフトはWindows Vistaを稼働させるための最小構成を、800MHzのプロセッサと512MBのメモリ、20GB以上のHDDとしているが、この構成ではWindows Vistaの“ウリ”である半透明化されたインタフェース「Windows Aero」を利用できない。同社が推奨するシステム要件は、1GHz以上のプロセッサ、1GB のメモリ、40GBのHDDとかなりハイスペックである。

 ベンダー各社はWindows Vistaの発売が、個人ユーザーのPC買い替え需要拡大の起爆剤になることを期待している。Windows Vista搭載の新製品の価格は“オープン価格”となっているものが多いが、あるベンダーは「Windows Vista搭載で、PCが値上がりしたと感じさせない価格にする予定であり、それは各社も同じだろう」と語った。

 Windows Vistaは1月30日の午前0時から発売が開始される。Windows XP発売時と同様、大型家電量販店や東京・秋葉原などでも各販売店主導のイベントが予定されているが、詳細は未定だという。

写真左から、ソニー コーポレート・エグゼクティブSVP 石田佳久氏、デル マーケティング&オペレーションズディレクター ジェームス・リー氏、東芝 執行役上席常務 PC&ネットワーク社 社長 能仲久嗣氏、NECパーソナルプロダクツ 代表取締役 社長 高須英世氏、マイクロソフト 代表執行役社長 ダレン・ヒューストン氏、日本ヒューレット・パッカード 副社長執行役員 パーソナルシステムズ事業統括 岡隆史氏、日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ ユビキタスシステム事業部 事業部長 金子徹氏、富士通 経営執行役 パーソナルビジネス本部長 山本正巳氏、レノボ・ジャパン 代表取締役 社長 天野総太郎氏

(鈴木恭子/IDGオンライン編集部)






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