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[世界]
IT管理職の最優先投資分野、2007年はビジネス・インテリジェンスに
(2007年01月17日)
米国の調査会社サウガタック・テクノロジーとビジネスウィーク・リサーチ・サービセズが今週発表した年次調査リポートによると、2007年にIT管理職が最も優先的に支出する分野はビジネス・インテリジェンス(BI)となり、企業が経営にかかわるデータの収集/分析にますます注力しようとしていることが浮き彫りとなった。
同調査では、2007年にIT管理職が優先投資したいと考えているIT分野の中でBIが第1位を占めた。ちなみに、BIの2006年の順位は第3位、2005年は5位だった。
この調査結果について、リサーチ/コンサルティング会社ハーウィッツ&アソシエーツのジュディス・ハーウィッツ代表は、「企業は膨大な顧客情報を別々のデータ・ソースに保管しており、その顧客データを単一のビューにまとめたいと考えている」と分析する。
「(複数の部門に分散されているデータは)お互いに隔離された状態にあり、ビジネスを適切に行うには、それらのあらゆる側面を一元的に見られるようにする必要がある。多くの企業がBIに注目しているのはそのためだ」(ハーウィッツ氏)
サウガタックは報告書の中で、データ標準化やリポート作成、コミュニケーション、意思決定を支援するBIへの投資は、「ビジネスとITのリアルタイム化を促進し、企業の機動力を高めるのに寄与する」と説明している。
今回の調査は、年間売上げ10億ドル以上の企業に勤める世界のIT管理職230人を対象に実施された。BI以外の支出優先分野は、2位から以下の順で続いている。
「ERPソフトウェアのアップグレード」「データ・ウェアハウジング」「新規カスタム・アプリケーション」「ポータルおよびコラボレーション・ソフトウェア」「セキュリティ・ソフトウェア/サービス」「ネットワーク・アップグレード」「アプリケーション統合」「データベース・ソフトウェアのアップグレード」「ビジネス・プロセス管理」
サウガタックのマネージング・ディレクター、ブルース・ガプティル氏は、「このリストを見る限り、IT管理職は、既存のデータと情報資産を活用して、ビジネスをより詳しく把握し、経営に役立てたいようだ」と分析する。
上記トップ10の優先分野のうち8つは、既存のデータとアプリケーションの統合性や可用性の改善にかかわるものだが、ネットワーク・アップグレードも7位に入っている。ハーウィッツ氏は、この結果から、インターネット基盤が企業間取引の主な原動力であることがわかるとしている。
「需要の変化に柔軟に対応できるIT基盤でなくてはならない。現在、多くの企業が、ビジネス・アプリケーションからデータ、ネットワークに至るまで、IT基盤のリニューアルに取り組んでいる」(同氏)
今年の調査で目を引くのは、再利用可能なアプリケーション・コンポーネントを使ってITシステムを構築するSOA(サービス指向アーキテクチャ)の優先順位が5位から11位に後退していることだ。
しかし、ハーウィッツ氏は、この結果はSOAを目指す企業が減少したことを示すものではないと指摘する。同氏は、最近出版された『Service Oriented Architecture for Dummies(だれでもわかるSOA)』の共著者でもある。
「SOAは、トップ10にランクインしているアプリケーションの統合やその他の項目と深い関係があり、1つ項目では表現しきれない。SOAは一種のアーキテクチャあり、多くの問題に適用できる」(ハーウィッツ氏)
サウガタックのガプティル氏は調査報告書の中で、新しいカスタム・アプリケーションが上位にランクしているのは、SOAの普及が進んでいることを示すもので、統合や効率、有効性といったトレンドを裏付けるものだと説明している。
「これらのトレンドは、ユーザーが現在もプロジェクト・ベースのITに集中的に投資していること、ユーザー企業でのIT予算の確保が今なお難しいこと、ITベンダーにとって販売環境が引き続き厳しい状況にあることを示している」(同氏)
(ジョン・ブロウドケン/Network World 米国版)
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