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[米国]
ユニシス、仮想化支援スイートを発表──チャージバックの自動化をサポート

(2007年01月22日)

 米国ユニシスは1月22日、仮想化システムを構築/保守するソフトウェア・スイート「Unisys Enterprise Virtualization」および「Unisys Enterprise Orchestration Solutions」を発表した。Enterprise Virtualizationには、仮想化環境で利用されたコンピュータ・リソースの利用コストを、各部門に自動的に課金する「Real-Time Chargeback」などの機能が搭載されている。同機能により、複雑な課金処理の効率化を図れるという。

 ユニシスのリアルタイム・インフラ・ソリューション担当でバイスプレジデントのアラン・ベンダー氏は、「Real-Time Chargebackを利用すれば、1台の物理サーバで複数のアプリケーションを運用する場合でも、各部門に対する利用コストの課金を簡単に計算することができる」と、仮想化環境における同機能の重要性を強調した。

 「1台のプラットフォームで100台もの仮想マシンを運用する企業の場合、リソースを使用する各部門にそのコストをチャージできるように、リソース使用量を的確に把握する必要がある」(同氏)

 今回発表された同スイートは、同社のエンタープライズ・サーバ「ES7000/one」に最適化されており、ヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware」上での稼働が保証されている。

 調査会社フォレスター・リサーチのアナリストであるジュリー・ジエラ氏は、「仮想化技術が普及する以前は、1台のサーバで1つのアプリケーションを運用するのが一般的で、利用部門への課金は比較的簡単だった。しかし、仮想化技術の導入によってチャージバック処理が複雑化し、企業にとっては頭痛の種になっている」と指摘する。

 同氏によると、各部門への課金を計算する業務だけに3〜4人のスタッフを配置している例もあるという。

 一方、同日発表された「Unisys Enterprise Orchestration Solutions」では、必要に応じて特定のアプリケーションにコンピューティング・リソースの割り当てを追加することができる。

 同製品は、例えば、携帯電話会社がサーバ・キャパシティの一部を新規顧客のプロジェクト完了まで割り当てる場合、仮に顧客のプロジェクトが期間内に完了しなかったとしても、その状態を自動的に検知し、仮想サーバ(または物理サーバ)の割り当てを自動延長できる。

 フォレスター・リサーチのジエラ氏は、「ユニシスがEnterprise VirtualizationとEnterprise Orchestration Solutionsを発表したことは、仮想化分野に本格的に参入しようとしていることを示している」と分析する。

 同氏によると、ユニシスはサーバ全体の販売台数シェアではトップ・グループに及ばないものの、ハイエンド・サーバ分野では実績があり、強力な事業体制を持っているという。

 調査会社オバム・サミットのリサーチ担当副社長であるメアリー・ジョンソン・ターナー氏は、今回発表された2製品について、「サービスが製品に組み込まれている」として次のように評価している。

 「ユニシスはシステム・イメージの導入・移行・最適化に関する同社のベスト・プラクティスを活用し、これまで専門サービスとして提供していたノウハウや、ITスタッフが行っていた高度な作業を、自動化ソリューションに統合した」

(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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