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[米国]
ヴイエムウェア、中小企業向けの仮想化ソフト提供プランを発表
1,500ドルで2ソケット・サーバを3台までサポート
(2007年02月06日)
情報システムをより効率的に運用する目的で仮想化を取り入れる大企業が増えるなか、仮想化ベンダーは新たなターゲットとして中小企業市場に焦点を当て始めている。
米国ヴイエムウェアは2月5日、サーバ仮想化を低価格で導入できるSMB向けの新たなサービス・プランを発表した。
エントリー・レベルのサービスがバンドルされた同製品には、サーバを仮想化する「VMware Server」ソフトウェアの無料ダウンロード版や、1,500ドル相当の「Virtual Center」サポート・プランが含まれている。
新たに提供される1,500ドル・プランは、5,000ドル相当の大企業向けサポート・プログラムのように本格的ではないが、複数の仮想サーバに展開できる2ソケットの物理サーバを最大3台まで利用できる。SMB顧客がさらに多くのサーバを仮想化したいと望んだ場合は、1サーバにつき400ドルの追加料金を支払うことで、サポート枠を拡大することが可能だ。
ここでいう仮想化は、利用可能なハードウェアを最大限活用し、サーバを新規購入するための費用やそれらを動作させるためにかかる電気使用料などを削減することで、データセンター全体の稼働効率を向上させるソリューションを指している。
VMware Serverのような仮想化ソフトウェアを用いれば、1台のサーバ上で複数のアプリケーションを同時に動かすことが可能になる。
ヴイエムウェアの製品マネジメント担当バイスプレジデントを務めるベン・マチソン氏によると、2006年6月以降にVMware Serverソフトウェアの無料版をダウンロードした120万ユーザーのうち、およそ70%がSMBユーザーであったという。こうしたことから、ヴイエムウェアはSMB市場を有望な成長株と見なしたようだ。
VMware Serverの無料版をダウンロードしたSMBユーザーが多いことについて、マチソン氏は、中小企業ユーザーの多くは、「まずは試してみよう」といった感覚でダウンロードしたのではないかと述べている。
「テスト環境に導入し、仮想アプライアンスを試用するなど、検証目的でダウンロードした企業が多いと思われる。だが同時に、本格的に使用したいと考える企業も少なくないはずだ」(マチソン氏)
サーバ・ベンダーも、SMB市場に食指を動かしている。
例えば、ヒューレット・パッカード(HP)は、ITインフラストラクチャを分析し、仮想化が実現しうるメリットを特定する「Virtualization Assessment Service」の提供を2月1日から開始した。
同サービスは、SMBユーザーと取り引きを行っている同社の再販業者を通じて販売される。HPでは、大企業顧客との取り引きに、自社の営業およびエンジニアリング部門を充てることが多い。
一方、IBMはすでに、SMB向けに「Virtualization Test Drive」と呼ばれるサービスを提供している。同社が仮想化に関する教育活動に着手し、SMBに向けて販促を始めたのは2006年になってからのことだが、SMBをターゲットとするパートナー企業が、同社の仮想化関連売上げの65%以上を稼ぎ出しているという。
(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)

