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[米国]
オラクル、分散データの統合ツールをFusion製品群に追加

(2007年02月06日)

 米国オラクルは2月5日、同社のミドルウェア製品群である「Oracle Fusion Middleware」に、組織内に分散したデータを統合する「Oracle Data Integrator」を追加したことを明らかにした。

 Data Integratorは、データベースやアプリケーションに分散して格納されている大量のデータを統合するソフトウェアである。さまざまなソースからデータを抽出し、すばやく1カ所に収集できることが特徴だ。

 また、マスター・データ管理機能やBAM(Business Activity Monitoring)機能などが搭載されており、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の導入時やアプリケーションを統合する際にも利便性を発揮するという。

 オラクルでは、同ソフトを利用することで、データ・ウェアハウジング・アプリケーションでのデータ分析やビジネス・インテリジェンス(BI)で効率的にデータを活用できるとしている。

 同社のFusion Middleware担当上級製品ディレクター、アシシュ・モーインドルー氏は、同ソフトは昨年10月に買収したフランスのデータ統合製品ベンダー、サノプシスの技術を基に開発されたことを明らかにした。

 オラクルがサノプシスを買収したのは、Oracle以外のデータベースでもデータを抽出できるようにするためだ。サノプシスの買収によって抽出技術を獲得し、それを基に開発した機能をData Integratorに搭載したのである。

 同機能の搭載により、Data Integratorは、IBM、マイクロソフト、テラデータ(NCRより分社化)、ネテッツァ、サイベースなど、さまざまなベンダーのデータベースやアプリケーションのサポートを可能にしている。

 ただし、ヒューレット・パッカード(HP)製品をサポートするかどうかとの質問に対し、モーインドルー氏は「未定」と答え、「オラクルとHPは今後もパートナーであり続ける」とコメントするにとどまった。

 実は、HPは昨年10月にデータ・ウェアハウス・アプライアンスとして「HP Neoview」を発表している。さらに今年1月には情報の管理や分析を支援する事業部を新設し、BIの分野に本格的に進出することを明らかにしているのだ。こうしたHPのBI戦略は、オラクルのそれと真っ向からぶつかることになる。

 そのほか、Data Integratorと競合する製品としては、米国インフォマティカのデータ統合ソフト「PowerCenter」や、IBMの「Information Server」などが挙げられる。

 オラクルは2005年のシーベル買収に伴い、インフォマティカとのOEM供給関係も引き継いでいる。この件について、モーインドルー氏は、昨年10月にインフォマティカ製品をオラクルに供給するOEM供給契約が4年延長されたことを強調したうえで、「Data Integratorの出荷が両社の関係に影響を及ぼすことはない。Data Integratorに代わる選択肢として当社はインフォマティカの製品も提供しており、顧客にとっては選択肢の幅が広がるということだ」とコメントした。

 Data Integratorはすでに出荷されており、オンラインで評価版を試用することもできる。

(チャイナ・マーテンス/IDG News Service ボストン支局)






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