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[米国]
Red Hat Linuxの新版がレッドハットの地位を盤石にする――金融アナリストが分析

(2007年02月07日)

 今年3月にリリース予定の「Red Hat Enterprise Linux 5」により、レッドハットはエンタープライズLinux市場での足場をさらに強固にし、“新参者”をはねつける――。オラクルやマイクロソフト、ノベルといった大手ベンダーが攻勢をかけても、金融アナリストらは“老舗”レッドハットの地位は盤石だと見なしているようだ。

 W.R.ハンブレクトの金融アナリスト、ロバート・スティムソン氏は、2月2日に米国レッドハットの幹部と会合を持ち、2月5日にその報告書を提出した。その中で同氏は、「エンタープライズLinuxの市場ではベンダー間の競争が激化しているが、レッドハットが最も有力なベンダーであることに変わりはない」と記している。

 レッドハットの株価は、オラクルがRed Hat Enterprise Linuxのサポート料金をレッドハットのそれよりも低価格で提供すると発表した2006年10月に、27ドルから急落した。さらに、翌11月にはマイクロソフトとノベルの提携が発表され、両社がSUSE Linuxのサポートを行うと明言したため、レッドハットの株価はさらに落ち込み、15ドル前後となってしまった。

 しかしスティムソン氏は、「こうした株価下落は一時的なものであり、レッドハットの事業基盤にはまったく影響がない」と見ている。なお、2月5日付の同社の株価は22ドル54セント(終値)だった。

 W.R.ハンブレクトは、レッドハットの2007会計年度決算は、売上高が4億160万ドル、1株当たり利益が51セントになると予測している。ちなみに、2006会計年度の売上高は2億7,830万ドル、1株当たり利益は39セントだった。

 スティムソン氏は、Red Hat Enterprise Linux 5の特徴として仮想マシン・モニタ「Xen」の搭載を挙げる。同氏によると、Red Hat Enterprise Linux 5上でXenを稼働させるのに必要なサーバCPUの使用率は3〜4%程度であり、20%以上を必要とするヴイエムウェア製品よりも高いパフォーマンスを発揮するという。

 また、スティムソン氏は、マイクロソフト/ノベル連合がオープンソース・コミュニティから強い反発を受けていることも、レッドハットには“追い風”だと指摘する。

 同氏によると、マイクロソフトとの提携が発表された後、ファイル・サーバ「Samba」の開発に携わっていた5人の技術者がノベルを退社し、そのうちの4人がレッドハットに移籍したという。

 Sambaの開発者であり、マイクロソフトとの提携に抗議して昨年12月にノベルを去ったジェレミー・アリソン氏は、「マイクロソフトとの提携は、オープンソース・ソフトウェアの代表的なライセンス・モデルであるGPL(GNU General Public License)の趣旨に反している」と語っている。

(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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