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[米国]
マイクロソフト、Vista対応アプリケーションのリストを公開

(2007年02月22日)

 米国マイクロソフトは2月21日、Windows Vista上で問題なく稼働すると正式に認定したアプリケーション800製品のリストを公表した。

 マイクロソフトやアナリストは、Windows XP対応ソフトウェアの大半はVistaでも稼働するとしていたが、今回発表されたリストは、アプリケーションの数が少ないうえ、人気の高いXP対応アプリケーションの多くが含まれていない。

マイクロソフトが公開したVisra対応認定アプリケーション・リスト

 人気の高いアプリケーションでありながら、同リストに入っていないWindowsソフトウェアには、例えば、アドビシステムズのグラフィックス/マルチメディア・ソフトウェアの全製品ライン、シマンテックのセキュリティ製品、モジラのFirefox、スカイプの無料VoIPソフトウェア、OpenOffice.orgなどがある。

 マイクロソフトのVista認定プログラムの一環として行われる32ビット・バージョンと64ビット・バージョンでの稼働テストをパスしたソフトウェアには、Microsoft Office 2007をはじめとするマイクロソフト製品のほか、コーレルのCorelDrawおよびWordPerfect、サイバーリンクのPowerDVD、トレンドマイクロのAntiVirusおよびPC-Cillin、オートデスクのAutoCad 2008などがある。

 また、グーグルのデスクトップ検索およびInternet Explorer対応のツールバーもすでに承認済みとなっている。

 一方、Vistaで稼働させると問題が発生するとされるアプリケーションをユーザーが自分でコンパイルする動きも出始めている。こうしたアプリケーションのほとんどは、Vista用に導入された新しいレンダリング・エンジン「Direct X 10」を使ったグラフィックス集約型のゲーム・ソフトウェアである。

 アップデートが済んでいないために、Vistaとの互換性が確保されていないビジネス・アプリケーションやユーティリティ・アプリケーションも少なくない。Skypeの最新バージョンもその1つである。Firefoxに関しても一応は動作するが、モジラからは問題点を指摘する文書が出されている。

 アドビのマルチメディア・ソフトウェアについても、ほとんどはVistaで動作するとされるが、Vistaの正式サポートは今年半ば以降になる見通しという。なお同社は、この問題の詳細に関しては今すぐにはコメントできないとしている。

 ちなみに、マイクロソフトは年内にグラフィックス/マルチメディア・デザイン・ツールのスイート製品「Expression」のリリースを予定しており、今後、両社の激しい競争が予想されている。

 シマンテックも、マイクロソフトが昨年セキュリティ・スイート「OneCare」をリリースして以来、同様の競争を繰り広げている。

 シマンテックが自社のWebサイトに掲載した企業や一般家庭ユーザー向けの文書には、Norton AntiVirus 2007など一部のソフトウェアは、すでにVistaに対応していると説明されている。しかし、Ghost 12などのソフトウェアが対応するのは、4月半ば以降になる予定という。

 マイクロソフトのVistaテスト・プログラム(ベンダーは料金を支払って参加する)には、「Windows Vista対応保証」ソフトウェアと「Windows Vista連携可能」ソフトウェアという2つのレベルがある。現時点でVistaへの対応が保証されているアプリケーションは108製品、連携可能なアプリケーションは683製品となっている。

 ガートナーのアナリスト、マイケル・シルバー氏は、「コストや時間がかかりすぎるため、ベンダーの多くがマイクロソフトのプログラムに加わっていない」と指摘する。

 シルバー氏によると、市販ソフトウェアと社内で開発したカスタム・アプリケーションの両方を使っている企業の場合、問題が発生するケースが50%に達する可能性もあるという。ちなみに、市販アプリケーションだけを使っている企業で問題が発生する可能性は10%未満だとしている。

 同氏は、問題があるからといって必ずしもアプリケーションを置き換える必要はないとしながらも、「慎重に対応しないと、残念な結果になる可能性もある」と述べている。

(エリック・レイ/Computerworld オンライン米国版)






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