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[アイルランド]
アイオナ、SOA対応のサービス管理ツールを発表

サービスのポリシーや依存関係などの情報を開発者に提供

(2007年03月27日)

アイオナの共同設立者で主任科学者のシーン・ベーカー氏

 アイルランドのアイオナテクノロジーズは3月26日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)対応のサービス管理ツール「Artix Registry/Repository 1.0」を発表した。

 「Artix」は、アイオナが提供するWebサービス統合ソフトウェアである。同社ではArtixの機能拡充に注力しており、今回発表されたArtix Registry/Repository 1.0も、その一翼を担うものだ。

 Artix Registry/Repository 1.0は、SOA対応のサービスを開発する技術者を対象にしており、利用可能なサービスをカタログとして表示し、その詳細情報を提供する。例えば、サービスの導入方法や、開発者のアクセス権などの情報も保存/提供できる。

 同社によると、同ツールのリリースは4月15日の予定で、価格は10種類のソフトウェア・サービスまで保存/管理できるバージョンが4万5,000ドルからになるという。

 ザップシンクLLCの上級アナリスト、ロン・シュメルツァー氏は、「SOAの環境において、サービスのポリシーなどに関する情報を保存できるリポジトリは重要だ」と指摘する。

 すでにBEAシステムズやIBMといった大手SOAベンダーは、リポジトリ・ツールを自社で開発している。これまでアイオナは、パートナー企業からリポジトリ・ツールの提供を受けていたが、今後は自社で開発していく方針だ。

 アイオナの共同設立者で主任科学者のシーン・ベーカー氏によると、Artix Registry/Repository 1.0は分散化されたSOA環境でも利用できるように設計されており、WebサービスやCORBA(Common Object Request Broker Architecture)サービスなど、複数のサービス・タイプをサポートするという。

 ベーカー氏は「SOAは分散化されたインフラであり、すべてのサービスが同じプラットフォーム上で稼働するとはかぎらない。30〜40種類のテクノロジー・サービスや10種類以上のビジネス・サービスを利用している場合は、レジストリ・ツールとリポジトリ・ツールの導入を検討すべきだ」と、Artix Registry/Repository 1.0の必要性を力説する。

 「サービスに関する基本的な情報をArtix Registry/Repository 1.0から入手できるようにすれば、開発作業の重複といった無駄な作業も発生しない。また、サービス間の依存関係などを同ツールで管理しておけば、どのアプリケーションがどのサービスを利用しているのかといったことも簡単に調べられる。さらに、サービスに変更を加えた場合にどのような結果が生じるのかについても、同ツールを使えば予測することが可能だ」(ベーカー氏)

 アイオナによると、他社のリポジトリ・ツールではArtix Registry/Repository 1.0のような詳細な情報は提供していないという。

(ジェームズ・ニコライ/IDG News Service パリ支局)






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