【 ここから本文 】
ソフトウェア&サービス
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
アドビ、デスクトップ用メディア・プレーヤを発表
広告付きのFlashコンテンツをオフラインでも再生可能
(2007年04月17日)
米国アドビ システムズは、同社初のデスクトップ用メディア再生アプリケーション「Adobe Media Player」を開発、4月16日からラスベガスで開催中のNAB(National Association of Broadcasters)トレード・ショウにてその詳細を発表した。
| Adobe Media Player |
Webブラウザ用のプラグインとして普及している「Adobe Flash Player」や、Flashベースのオーサリング/ストリーミング製品群を持つアドビは、爆発的に成長しているオンライン・ビデオ市場で大きな影響力を持つベンダーの1社だ。同社では、Media Playerの投入により、メディア事業のさらなる拡大をねらっている。
消費者が広告付きの動画をダウンロードし、オフラインで再生できるようにした点で、Media Playerはビデオ・コンテンツ制作会社にとって大きな意味を持つ。アナリストの分析によると、そうしたメディア会社の多くはすでに8〜9割近いコンテンツをFlashベースで制作しているという。
ただし、Media PlayerはFlash形式の動画しかサポートしていないため、一般のエンドユーザーにとっては画期的な製品とは言い難い。フォレスター・リサーチでテレビ・メディア技術主任アナリストを務めるジェームス・マクイヴィー氏は、「大きな一歩を踏み出したと言えるが、まだ完成には程遠い」と同プレーヤを評価する。
「一般ユーザーが必要とする機能をすべてMedia Playerに統合することができたなら、そのときこそこの製品がエンドユーザーに大きな影響を与えることになるだろう」(マクイヴィー氏)
Media Playerのベータ版は今年中に無料ダウンロード提供が開始される予定で、年末までには一般向けの正式版がリリースされると見られている。同プレーヤは、アドビの次世代アプリケーション環境「Apollo」を使って開発された。
同プレーヤは、高品質のFlashビデオ再生、フルスクリーン再生、動画に評価を付加できるコメント機能、ユーザーの嗜好を判断してビデオを自動ダウンロードする「お気に入り」機能などを特徴とする。
一方、コンテンツの提供側には各種の配信オプションが提供される。例えば、オンデマンドのストリーミング配信、ライブ・ストリーミング配信、ダウンロードしながら同時再生するプログレッシブ・ダウンロード、プロテクト機能付きダウンロードなどだ。また、Media Playerはさまざまな広告ビデオ・フォーマットをサポートし、コンテンツ保護・管理システムも備えている。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)
目指すは「脱ブラウザ」――スタンドアロン型リッチ・クライアント最新事情


次世代デスクトップ・プラットフォームの“本命”となるか
[米国]アドビ、マクロメディア製品を統合した「Creative Suite 3」を発表
印刷/Web/映像デザイナーを対象に7つのバージョンを用意
[米国]アドビ、次世代アプリ実行基盤「Apollo」のアルファ版をリリース
最終版のリリースは今年後半に
【インタビュー】米国アドビ社長が語る、製品戦略の「次なる一手」


今後の注力分野は“ビデオ&モバイル”
[国内]アドビ、新開発のアプリケーション実行環境「Apollo」の概要を明らかに

FlashとPDFを融合し“脱ブラウザ”を図る

