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[米国/フランス]
ビジネスオブジェクツ、財務ソフトウェア・ベンダーを2億2,500万ユーロで買収
業績管理ソフト事業を拡大へ
(2007年04月24日)
ビジネスオブジェクツは4月23日、フランスのカルテシス SAを2億2,500万ユーロで買収すると発表した。買収取引は現金で行われる。すでに両社は買収合意に達しており、今後は両社の監査役と株主の承認プロセスを経て、今年6月初頭に買収が成立する見込みだ。
カルテシスはパリに拠点を置く社員600名の株式未公開企業で、大規模企業向け財務/経営管理ソフトウェアを提供しているベンダーである。
同社は2005年後半から北米市場に進出し、飲料企業大手のペプシ・アメリカズや穀物メジャーのカーギル、シティズンス・バンキング・グループなどを顧客に持つ。同社の顧客企業数は現在、1,300社に及ぶという。
今回の買収によりビジネスオブジェクツは、業績データを統合/分析するツールから業務実績を管理するアプリケーションまで、包括的な製品を提供できるようになる。同社は利益管理や財務プラニングといったソフトウェアは提供していたが、データを統合したり営業報告書を作成したりするソフトウェアは所有していなかった。
ビジネスオブジェクツのCEO、ジョン・シュワルツ氏は23日午前中に行われた電話会議において、「今回の買収は、ビジネスオブジェクツの業績管理ソフト事業の拡大と、業務アプリケーションの拡充を目的としている」とコメントした。
シュワルツ氏によると、両社の製品は利益管理分野で一部重複する製品があるという。ただし、当面は両社の製品を継続して販売し、ビジネスオブジェクツはカルテシスのソフトに対する投資と顧客へのサポートも継続して行っていくことを明言した。
また、カルテシスのCEO、ディディエー・ベンチモル氏は、ビジネスオブジェクツの業績管理グループに属し、カルテシス製品をビジネスオブジェクツの製品群に統合させる業務を担うとしている。
業績管理ソフトウェアは、企業向けソフトウェア・ベンダーが注目している分野である。米国オラクルは今年3月、BI(ビジネス・インテリジェンス)ソフトウェア・ベンダーのハイペリオン・ソリューションズを33億ドルで買収すると発表した。両社は、ビジネスオブジェクツとカルテシスにとってはライバル企業である。また、カナダのコグノス、米国アプリクス、米国エクステンシティなども業績管理ソフト製品を提供している。
ビジネスオブジェクツでは、業務アプリケーションを包括的に提供することで、他社との差別化を図りたい考えだという。
なお、ビジネスオブジェクツは2007年第一四半期の決算報告を4月25日に発表する予定だとしている。
(ジェームズ・ニコライ/IDG News Service パリ支局)
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