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[国内]
レッドハット、JBossの商用版を国内で発表
日本語によるサポート・サービスも本格始動
(2007年05月24日)
レッドハットは5月23日、オープンソースのミドルウェア群「JBoss Application Server」の商用版「JBoss Enterprise Middleware」として、J2EE/Java EE 5準拠のアプリケーション・サーバを中心とした基盤ソフトウェア3製品と開発フレームワーク4製品を発表した。
| レッドハット マーケティング&パートナービジネス本部長 纐纈昌嗣氏 |
JBoss Enterprise Middleware製品群は、JBossの開発者コミュニティであるJBoss.orgが実装したソフトウェアに対して、レッドハットが企業利用に最適化するための品質改善やチューニングを施して提供するもの。同社では、商用版にJBoss Enterprise Middlewareという名称を採用することで、オープンソースのJBoss Application Serverから明示的に区別し、企業利用への対応という点をアピールする意向だ。
発表に際し、同社マーケティング&パートナービジネス本部長の纐纈昌嗣氏は、「ユーザー企業が自社でSOAを採用しようと考えても、限られたIT予算の下では十分に対応できない。レッドハットがSOAミドルウェアをオープンソースで提供することで、そうした状況を改善する」と、SOAベースのシステム/アプリケーション基盤におけるコスト削減というJBoss Enterprise Middlewareのねらいを語った。
| 「JBoss Enterprise Middleware」の製品構成 |
今回発表されたJBoss Enterprise Middleware製品群の概要は、以下のとおり。なお、同製品では、4CPUソケット単位での年額料金を採用しており、1CPUソケットあたりのコア数によっては価格は変動しない。以下に示す料金には、各製品のほか、テクニカル・サポート、製品アップグレードや修正プログラムが含まれている。
基盤ソフトウェア
JBoss Enterprise Application Platform
J2EE/Java EE5アプリケーション・サーバ。JBoss Application Serverに「JBoss Seam」および「JBoss Hibernate」を統合している。6月中旬より出荷開始され、価格は70万2,000円から。
JBoss Enterprise Application Platform for Portal
ポータル向けのWebインタフェースやコンテンツ配信/管理、パーソナライゼーション機能などを統合し、企業ポータル基盤を提供する製品。2007年末の出荷予定で、140万4,000円から。
JBoss Enterprise SOA Platform
SOAコンポーネントの連携技術「JBoss ESB」に加え、「JBoss jBPM」および「JBoss Rules」を統合した製品。2007年末の出荷予定で、現時点では価格は未定。
開発プラットフォーム
JBoss Seam
JSF(JavaServer Faces)やEJB3(Enterprise JavaBeans 3.0)、Ajax、Javaポートレット、BPM、ワークフローといった各種SOA技術を統合するフレームワーク。6月中旬より出荷開始され、23万4,000円から。
JBoss Hibernate
アプリケーションがデータベース連携を行う際に用いられるO/Rマッピング機能を提供するフレームワーク。6月中旬より出荷開始され、35万1,000円から。
JBoss jBPM
ビジネス・フローやワークフローを管理するアプリケーション。単独もしくはJ2EEアプリケーション・サーバ上で動作する。6月中旬より出荷開始され、70万2,000円から。
JBoss Rules
ビジネス・ルールの定義やその管理などを行うJavaソフトウェア・ライブラリ。出荷時期および価格ともに未定。
レッドハットは、JBoss Enterprise Middleware製品群の国内での提供開始にともない、JBoss担当のサポート・チームを10名体制に増強したほか、6月からは、日本語サポート・ポータルの公開および日本語ドキュメントの提供を開始し、オープンソース・ミドルウェア領域における日本語サポートを本格展開する。また、同製品の発表に先立ち、日本ユニシスおよび野村総合研究所とJBossの販売パートナー契約を新たに締結し、販売体制も強化した。
(大川 泰/Computerworld)
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