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[米国]
BEA、複合イベント処理向けの「WebLogic Event Server」を発表
1秒当たり5万件のイベントを処理
(2007年05月29日)
米国BEAシステムズは5月28日、複合イベント処理(CEP:Complex Event Processing)向けサーバ「WebLogic Event Server」と、リアルタイム性が求められるJavaアプリケーションの実行環境「同Real Time 2.0」を発表した。同社は両製品を、「XTP(eXtreme Transaction Processing)」と呼ばれる高速かつ大容量のトランザクション処理環境におけるソフトウェア・インフラストラクチャと位置づけている。
BEAはWebLogic Event Serverについて、「業務プロセス内のイベント・ストリームを監視し、発生したイベントをイベント駆動の形で随時処理するJava対応のアプリケーション・サーバ」と説明している。例えば、分散した各種システムで発生したイベントを、パターンやトレンドといった設定ルールに応じて迅速に処理する。これにより、ユーザーは一見無関係に思えるイベントに起因する機会や脅威にうまく対処できるという。
BEAでWebLogic製品担当バイスプレジデントを務めるガイ・チャーチワード氏は、「人々は情報を知識に変えようと四苦八苦しているが、われわれが市場に投入したWebLogic Event Serverなら、1秒当たり5万件ものイベントを処理できる」と述べ、同サーバを他のC/C++対応CEP製品に比肩するものとアピールしている。
同氏はさらに、WebLogic Event ServerがSOA(サービス指向アーキテクチャ)プラットフォーム「BEA microService Architecture」の一員であることを挙げ、同サーバがCEP基盤としてSOAシステムの一翼を担うと述べている。
WebLogic Event Serverは、「WebLogic Server Virtual Edition」およびWebLogic Realtime Time 2.0と併用することで、XTP環境で能力を発揮する。
WebLogic Event Serverの正式リリースは今夏の予定だ。それに先立ち、パブリック・ベータ版が5月29日にリリースされる。
米国ガートナーのアナリストで、アプリケーション戦略およびガバナンス担当バイスプレジデントでもあるロイ・シュルテ氏は、「捕捉したイベントからビジネス・チャンスや脅威を即座(遅延時間が1秒以下)に把握する必要がある企業にとって、WebLogic Event Serverは魅力的な選択肢の1つ」と述べている。
シュルテ氏によると、こうしたCEPのニーズは、今では金融取引やテレコミュニケーション、ネットワーク管理などのニッチな分野にとどまらないという。「ここ数年は、CEM(Customer Experience Management)、クレジットカードのセキュリティ、詐欺行為の検知、輸送業務、コンプライアンスといった分野においても、新たなタイプのCEPアプリケーションが多数登場するようになっている」(同氏)
一方、WebLogic Event Serverと同時に発表されたWebLogic Real Time 2.0は、リアルタイム性が求められるJavaアプリケーションの実行環境で、アプリケーションの停止時間をきわめて短時間に抑えたことが特徴だ。
例えば、WebLogic Real Time 2.0が保証しているJavaアプリケーションの停止時間は平均で1ミリ秒以内、最悪の場合でも10ミリ秒程度だとBEAは説明する。従来製品では、最悪の場合には停止時間が30ミリ秒に達していた。
「WebLogic Real Time 2.0は、アプリケーションを書き換えることなく、その行動パターンをリアルタイムに予測できる点で優れている」(チャーチワード氏)
WebLogic Real Time 2.0のリリースは今年9月に予定されている。
(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)


