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[国内]
EMCジャパン、データ・デデュープ技術採用ソフトなど新バックアップ製品群を発表
処理の大幅な効率化を図る「Avamar」などが目指す “次世代バックアップ”
(2007年06月07日)
EMCジャパンは6月7日、「データ・デデュプリケーション」(De-duplication:重複除外)技術を採用したバックアップ/リカバリ・ソフトの「EMC Avamar」など、同社が掲げる“次世代バックアップ”を実現するための新製品群を発表した。
| EMCが掲げる次世代バックアップのアーキテクチャ |
EMCは、増大の一途をたどるデータを企業が適切に管理するためには、データの保存/保護/最適化/活用を共通サービスとしてとらえ、エンドユーザーに共有可能な情報管理サービスの構築が必要だと主張している。同社が「情報インフラストラクチャ」と呼ぶこの構想において、データの確実な保護を可能にするというのが、同社が掲げる次世代バックアップである。同社は、次世代バックアップの提供基盤を強化するために、ここ数年で100億ドル以上を研究開発や企業買収に投入しているという。
今回の発表の中心は、EMCが2006年11月に買収した米国アバマーのデータ・デデュプリケーション技術をベースにしたバックアップ/リカバリ・ソフトの「EMC Avamar」である。データ・デデュプリケーション技術は、データのバックアップを行う際に重複するデータを検知し、重複しないデータだけを保存することを可能にするもの。1回目のバックアップでは、すべてのデータ・セグメントを保存するが、その後同一のデータをバックアップする際には、Avamarが重複データを除外し、変更されたデータ・セグメントのみをバックアップするという仕組みだ。EMCは、同製品の導入により、企業のバックアップ・データ量は平均300分の1まで削減できるとしている。
| EMC Avamarの仕組み |
データ・デデュプリケーションの効果として、EMCは同社が計測した顧客の実環境での例を示した。それによると、本番環境からバックアップ環境へのデータ保存量が、プライマリ・データ量3,573GBのケースにおいて、毎日移動するデータ量が6.1GBに削減(586分の1)されたという。EMCは、Avamarの主な用途として、リモート・オフィスやVMwareのバックアップを想定している。なお、同製品はこの日の発表と同時に提供が開始された。
ハードウェア製品では、単一システムで利用できる容量が1.8PB(3対1圧縮時)まで拡張された仮想テープ・ストレージの新シリーズ「EMC Disk Library 6000」が発表され、こちらも同時に提供が開始された。これは、「EMC Symmetrix DMX-3」をベースにした製品で、毎時10TB以上のデータをバックアップできるパフォーマンスを誇る。
このほか、統合バックアップ・ソフト「EMC NetWorker」の新版として「EMC NetWorker 7.4」も発表された。新版では、バックアップの状況をまとめるリポート機能を統合した「NetWorker Management Console」が追加され、異なるOS環境でも管理・操作を統一できる機能などが新たに盛り込まれている。なお、同製品は2007年第3四半期から提供が開始される。
新製品群の説明にあたった米国EMCのソフトウェア・プロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクターであるロブ・エムスレイ氏は、「今回、国内投入されるAvamarのデータ・デデュプリケーションは、今後、Disk LibraryやNetWorkerなど当社のバックアップ製品に実装されていく技術である」と述べた。
EMCは、これら次世代バックアップを具現化する製品群の、顧客への提案力も強化する考えで、2007年第3四半期に国内で30人〜40人規模の専任部隊を設ける。新製品投入と専任部隊の設置を通じて、バックアップ/リカバリ/アーカイブ市場で3年以内のトップを目指していくとした。
(山上朝之/Computerworld)
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